第七話 ゴブリン邸とお祝い 5
ヴィーピリオ
詳細 食べると毒状態に陥る。毒の継続ダメージが入る。
主に攻撃用ポーションで使われる。
レヴェン
詳細 食べると麻痺状態に陥る。一定時間体が麻痺する。
主に医療関係で使用される。
雑草
詳細 特に効果は無い。ただ少し苦い。
主に草食動物の餌に使われる。
回復ポーション用の「キィヒランデ」なんか.......どこにあるんだよ!!
影兎の心が壊れかけている・・・声には出さず、内心でめちゃくちゃ叫んでいる。今にも泣きそうになりながら。
「あ、あったー!」
離れた場所で鑑定していた咲夜から、かすかに声が聞こえた。
「なにー?」
影兎は聞き取ることが出来なかったので、何があったかちょい叫んで聞いてみた。
「あったよ。あった『キィヒランデ』!」
咲夜は影兎の胸の方に「キィヒランデ」を突き出した。それは、話に聞いていたとおりの薬草だった。綺麗な白色の花びらが複数あり真ん中は黄色をしていた。
「すごいね.......咲夜は」
影兎は、驚きのあまり固まってしまった。すると
「あ!えっちゃん足下!」
突然咲夜が、影兎の足下を指差した。影兎は、咲夜の手をなぞるかのようにして、足下をみた。
「あ、『キィヒランデ』だ」
そこには、今にも踏み潰されそうな『キィヒランデ』の姿があった。これがまさしく「灯台もと暗し」だね。
「やったあ、あ!」
喜んでいるのも束の間、頭の中でレベルアップ音がなった。
「ピロン、ピロン」
鑑定B→鑑定Aになりました。続いて隠密E→隠密Dになりました。
「やったあ.......」
影兎は1度に2つもスキルレベルが上がり、腰の方でガッツポーズをして喜んでいる。
「え、いいな!」
その光景に咲夜は、目をうるうるさせながら羨ましそうに視ていた。
その後、咲夜も無事鑑定Bが鑑定Aになり、身体能力上昇Dが身体能力上昇Cにあがった。実質2時間以上咲夜達は、『キィヒランデ』を探すのに夢中になっていた。この依頼は、『キィヒランデ』1本で銅貨2枚、採取した本数により貰えるお金の額が変わるのだ。ちなみに最低で10本採取すれば依頼完了だ。
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