第六話 ゴブリンとの戦い 8


そのゴブリンの家?は、かなりしっかり造られていて、この雨でも雨漏りをしていない。外は物凄い轟音だ。


なんか.......ゴブリンの住み家と言ったら、屋根が藁で出来てて壁はボロボロの木で出来てるとか、洞窟の中に住んでるとかだと思うんだけど.......ラノベの王道が.......


 なんと!この家はレンガで出来ている。レンガのまわりを、コンクリやセメントとも違う何かで固めてある。さらに!内装にはなんと机に椅子、それにベットもあった。まあもちろん、テレビや冷蔵庫とかいう電気機器は流石に置いてないけどね。と条夜がくつろいでいるが


 その頃仕佐はと言うと木の上で物理障壁を貼って、隠密で寝ていた。

さっきまでの威勢はどこにいった!ていう感じだな(笑)



『(皆思ったよな?雨降ってるのに濡れるんじゃないかって、でもね物理障壁を貼ってるんだ物理つまり雨も物理だろう?だからってわけ、それに隠密でいびきとかの音を遮断しているから、見つかりにくいってわけだね。でも姿は消してないから、見上げたら人が寝てるーて思われるだろうね。)


条夜を、捜さないと.......


(寝言言ってるよ笑笑、条夜はレベルがもう7だけど、まだ仕佐は1だからなぁー、もっと頑張って貰わないと笑)』



「ドウダ?イゴコチハイイダロウ?」


条夜がくつろいでいると1匹のゴブリンが尋ねてきた。


「うん!いやーそれにしても、ゴブリンにこんな家が造れるなんて想像もしてなかったな!」


「ピロン」


すると突然音が鳴った。


 魔物言語を習得できます。習得しますか? YES or NO


そりぁもちろん!YESだ!


 魔物言語Ⅰを習得しました。ゴブリンの言葉を解析し、聞き取りやすい言葉に自動変換されます。


おー超便利じゃんか!でも.......魔物言語「Ⅰ」? なぜ?まあいいか


「ここら一帯の家はゴブリンが創った物ではありません」


おー、聞き取りやすい!


「え?どういうこと?」


「今はゴブリンの町ですが、もともとは人族が住んでいた地でした」


「え?!じゃあ君らが押しかけて奪ったり?」


「いえいえ、そんなことはしてませんよ」


え、じゃあいったいこんなに広い町を捨てて人族達は、どこにいったって言うんだ?

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