第六話 ゴブリンとの戦い 6


そういうと目の前薄い板のような物が現れ、そこに条夜が映っている。

しかも戦いの最中だった、見事な戦いだ、魔法と体術を上手く使い次々とゴブリンを倒している。



『すごい!勇者の僕よりすでに強いんじゃないか?


(確かに、異世界オタクSSがあるから戦いの知識もあるだろうしな)


えぇそれはずるくない?でもこのまま黙って見てるのも.......くそ!僕は、いや俺は勇者に選ばれたんだ!だから条夜だけには負けたくない!絶対に!


(うんうん、その意気だよ)


ボソ(突然来たな笑、それに.......フッ笑笑、笑えてくるよ)』



その頃条夜は、仕佐の思ってる以上に苦戦していた。


ゴブリンの攻撃が左肩に当たった。


「うっ」


くそ、倒しても倒しても、きりが無い!まだ300以上は居るぞ!


見渡す限りのゴブリンだ。するとゴブリンの手が止まった。


「なんだ?」


ゴブリンの攻撃が.......止んだ?どういうことだ?


するとゴブリンが左右に分かれだした。そして出来た間から周りのゴブリンより格段とでかい魔物が歩いてきた。その魔物の高さ約3メートルほどあり、右手には長方形のような包丁?を持っている。


なんだあいつ!でかすぎるだろ!軽く3メートルはあるぞ!ゴブリンというよりもはやオークだろ!

目の前にはゴブリンの大群に巨大な魔物オーク。後ろもゴブリン。その後ろはさっき抜けてきた森。


「やっべー、勝てる気がしねぇ」


と、弱音を吐きながら苦笑いをした。

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