第六話 ゴブリンとの戦い 3



「ピロン」


頭の中で何かが鳴った。


ん、なんだ?ステータス


 隠密E が 隠密D になりました。


おおー!あっ鑑定


そう言って盗賊を鑑定してみた。


  職業 盗賊  ハク  Lv5

 Hp320/320 魔力37/37 素早さ52 筋力42 知力45

 属性 土


うーん、なんか分かってたけど情報が少ない、Dじゃこの程度か.......


  職業 盗賊  シラナ Lv6

 Hp350/350 魔力42/42 素早さ48 筋力48 知力52

 属性 水


あーまあまあかな?素早く動いて速く殺る?うーん属性は水と土か.......


相性バッチリじゃないか!ウィンドコントロール、もう少し上げとけばよかったかなー?


とかそんなことを考えている内に盗賊が黙って座り込んだ。


「さて、この辺でいいだろ」


「そうだな、さて今日はどんな獲物が来るかなー?」


ん?なにがあるんだ?まあ早めに殺ったほうが良いのは分かるが.......レベルも俺より高いしなHpも俺の倍はあるからな、盗賊って言うぐらいだから刃物の扱いも慣れてるだろうし・・・どうすれば正解なのか、だな1番良いのは仕佐の帰りを待つ事なんだよなぁ、それに俺の隠密より仕佐の隠密の方がまだ上なんだよな、俺って筋力のパラメータ以外全部負けてるんだよな確か、はぁー


と自分と仕佐の違いをひたすら愚痴っていると、盗賊と反対方向から誰かが歩いてきた。


「ねえ、本当に行くの?やっぱりやめた方が」


3人の子ども達だ、盗賊の居る方に向かって歩いて行く。


「大丈夫だって、ゴブリンが出ても俺がなんとかするからさ」


「カイトそんなに格好つけて、後で後悔しても知らないからな」


「べべ、別に怖くなんて無いからな、それだったらショウタだって怖くないのかよ?」


「もちろん怖いよ」


皆、足も声も震えている。

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