欠片-1- たのしかったこと
あかるいひかり
だれかのえがお
こわくて、ないたけど、
あたたかいだれか。
おちついた。
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おなかがすく。
すう。
くうきが、げふってなった。
ねむくなった。
このひとのこえがきもちいい。
きづいたらねちゃった。
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このふたりのひとは、はねがある。
まだ、うまくおはなしできない。
でも、
こっちが「まま」で、
こっちが「ぱぱ」っていうの。
ほかにもながい、しろいふくのひと。
すごくこわくて、
こえをあげてないた。
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「ぱぱ」というひとが、みえなくなった。
「まま」というひとは、なきながらわたしをぎゅってした。
ないているのがかなしくて、
てをのばして、あたまをなでなでした。
いっかいとまったけど、
「まま」はさらにだきしめて、もっとないて。
でも、わらってくれた。
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けんきゅういんってひとが、ひさしぶりにきた。
ままは「うしろにさがっていなさい」といったから、
うしろにさがってすわってた。
ままがきゅうにおおきなこえをあげて、けんきゅういんのひとをつかんだ。
ままがすごくすごくおこってた。
なんだかふうせんがわれるようなおとがして、
ままのあたまからあかいのがさいた。
ままがきゅうにおねんねしたから、ちかづいてままをよんだけど、
ままはすごくつめたくなってた。
ままのてには、なつかしい、ぱぱのはねがあった。
ままのからだがつめたくなったから、あっためようとしたのに、
けんきゅういんが、わたしのかみをひっぱった。
いたくて、ないた。
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たのしかったこと
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