閉じる
表示設定
目次
純白の
ほんの少し。考えた事がある。
彼を驚かせたくて。
心からの笑顔が見たくて。
考えて。一年経った。
何も言えなかった。
誰も幸せにならないから。
考えて。二年経った。
何も言えなくなった。
誰も幸せになんてならなかった。
考えて。三年経った。
何も言わなくなった。
誰も幸せになんてなれなかった。
考えて。
考えて。四年経った。
言えばよかったのかもしれない。
そうしたら、幸せだったのかもしれない。
だけど、
違う。誰も、誰も幸せになんて、
なれやしない。
知っているふりだ。だから解らない。
解りたいとも思わない。
本当に。思わない。
本当に。
本当に？
五年、経った。のか。
もう、いつの事だったかなんて、覚えていない。
どうでもいい。
いたい。
くるしい。
きえたい。
いたい
くるしい
しにたくない、
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます