第二章 共同生活!
第11話 顔合わせ
ちひろとほのかにやられている俺に対し。
他の二人からはいちゃいちゃしているように見えたのだろうか。二人は少し不機嫌な顔で近づいてきた。
「あなたたち、いったい何してるの?」
脚線美の美しい女性が俺に声をかけてくる。
俺は腰から足までなめるように彼女を見た後で、
「いや、新しく会う二人がどんな人かなって話してただけで他意はないぜ。」
キリッとした顔で答える俺。
他意しかないのだけれども。
「ふーん。」
よし!ごまかせたか!
「ところで、さっき私の体をなめまわすように見ていたのには何か理由があるのかしら。」
バレてた!!!
「い、いや…。あまりにも美しゅうございましてね。」
見苦しい言い訳。
そんな俺を呆れた顔でほのかとちひろが見ていた。
こういう時は話をずらそう!
俺はもう一人の子に声をかける。
「ところで、きみは…。」
「こんにちは、おにーさん。」
女性は小悪魔のような意地悪な笑いを浮かべながら近寄ってきた。
小柄でちょっぴり意地悪お姉さん。
ちっぱいである点を除けば最高である。
まあちっぱいを恥ずかしがる姿に萌えるけどね。
恥ずかしがる女性の手を払いのけ、ちっぱい触ったら彼女はどんな顔を浮かべるのだろう。
「おにいさん!?いつまで卑猥な妄想してるんですか?怒りますよ!」
小悪魔みたいな女性が言った。
これはまずい。
「まあ落ち着いて二人とも。」
ちひろが俺を見かねて止めに来た。
「みやびもこあも、これから一緒に過ごすんだから。」
そうだな。
ところで。どっちがどっちなんだ?
「脚線美がみやびで、ちっぱいがこあだよ。」
と、教えてくれた。
てか、ちひろ。あんたも俺と同じ見分け方してたのかよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます