第4話 二人目の少女

 俺は蹲っている少女から声をかけられた。

 おにいさんって言ったのだから俺だよな。

 少し疑問を覚えつつも、彼女のもとに駆け寄る。


「大丈夫ですか?」


 彼女の顔を覗き込んだ。幼い子供のような顔だ。

 彼女は消え入るような声で


「せなかをさすってもらえますか…」


と言った。

 容易い御用だ。


「ちょっと待ってろ、、今さすってやるからな」


 言われた通り背中をさする。

 大きいんだな。

 思ったよりも大きな背中に驚いた。

 そして表面には豊満な胸。


 いかんいかん。

 俺は介抱をしているのだ、淫らな考えをしてちゃあいけない。

 しばらく背中をさすっていると。


「おにいさん、もう一つお願いしてもいいですか」

「なんだ?言ってみてくれ」

「体が寒いです…。温めてもらえますか…?」


 そう言うと彼女は後ろから抱きついてきた。

 大きなおっぱいが背中に押し付けられる。


むにゅ♡


 柔らかい感触が俺の背中全体に広がっていく。

 ほのかに比べたら少し小さい気もするが、平均的な高校生に比べたらとても大きい。


 そんなこと考えている場合ではない。


「くっつきすぎだぞ」


 このままだとまずい気がしたので、俺はそう言う。


「そうですね、ごめんなさい…!背中からが嫌でしたら抱きしめてもらえますか…?えへへ♡」


 えへへ…?

 どういうことだ?

 まあいい。

 抱きしめる方がこの場合はいいだろう。

 寒さでもそうだし、なにより女子高生に合法的に触れられる。


 瞬時に考えを巡らせ、抱きしめることを選んだ。

 一気に女子高生を引き寄せ抱きしめる。


 やわらかい。

 抱きしめると、自然と胸の大きさを感じられる。

 そして、俺は彼女のお尻へと手を伸ばす。

 さっきちらっと見たのだが、彼女のお尻は丸く大きくムッチリしているのはすでに把握済み。

 男ならこの千載一遇のチャンスを逃すわけにはいかないのだ。


 お尻に手が触れ、しっかりと揉んでいく。

 張りがありやわらかく、手を広げても掴みきれないほど大きい。

 至福のひとときだ。


 揉まれた少女は甘い息を俺に吹きかけてくる。

 そんな煽情的なお尻をしてるのがいけないんだぞ。

 俺はそう自分に納得させながら触り続けていた。


「ふふふ♡おにいさんがいてくれてよかったです♡」


 彼女は笑顔で、甘い声でそう言った。


「よかったよ。俺も元気になったようで安心した」


 ひと安心だ。

 よかったよ。

 いいことしてほんとに気持ちがいいぜ。俺が満悦感に浸っていると。


 彼女は不気味な笑みを浮かべた。

 まさか…。まさか…!


「ほのかのいう通りですね♡おにいさん♡」

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