評論【信長に挑みし者達～ﾜﾚﾉﾌﾞﾅｶﾞﾄｶｸﾀﾀｶｴﾘ～】

【信長に挑みし者達～ﾜﾚﾉﾌﾞﾅｶﾞﾄｶｸﾀﾀｶｴﾘ～】其の八【織田信勝《ｵﾀﾞﾉﾌﾞｶﾂ》（織田信行《ｵﾀﾞﾉﾌﾞﾕｷ》）】

【織田信勝（ｵﾀﾞﾉﾌﾞｶﾂ）（信行（ﾉﾌﾞﾕｷ））】は尾張国の末森城を拠点とした織田信長の実弟である。

自分を周囲にどの様に振る舞えば信長よりも評価が得られるか？という自分プロデュース能力はあったようで、有名な逸話が父・織田信秀の葬儀に於いて兄の信長が抹香を位牌に投げつけた際は信勝は凛とした面持ちで周囲の株を上げたようだ。

しかし、戦の才能があるかは疑問符がつくのは致し方がないのが信勝自身に辛かったであろう。

諦めない精神は強かった信勝は兄・信長のより一層厄介な身内と化していたため遺憾ながら信長による命令を受けた者に謀殺されてしまうのであった。

（まとめ）信長に立ち向かう以外に実質的な選択肢が無く自分を貫くには反・信長の旗印にならざるを得なかったのではなかろうか？