第9話 ここは?
全ての手筈はカーラがしてくれるとの言ってくれました。ですが、さすがに義妹の暗殺など私にはとても踏ん切りはつきませんでした。
しかし、カーラからの提案に悩む翌日いつものように嫌がらせや心ない言葉を受け、私のは心はすでに限界を向かえてしまったようです。誰もいない教室に座り考えるの現在の自分の状況、回りは敵だらけ、なぜこうなったのか?いつからおかしくなった?なぜ私がこんな目に合わなければならないの?
なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
頭の中がぐちゃぐちゃになった時、唯一私の味方のカーラの言葉が頭を過りました。
「全てマリンが悪い」
その瞬間から私の中でマリンに対する憎しみが溢れだし、気づいた時には私は自宅に帰宅するなりカーラに命じました。
「あの女を消して」
と、
そして結果はこの様です
愛する殿下には見限られ、私は今馬車に揺られながらどこかわからない場所へと連れていかれている最中です。手枷を嵌められ馬車に放り込まれてどれ程の時間が経過したのかわかりません、今はただどうしてこうなった?私の為に行動してくれたカーラは無事でしょうか?そんな事を考えていると急に馬車が止まりました。
そして勢いよく扉が開くと兵士がドアの前で立っているのが見えます。
兵士は私を見て「出ろ」と言うので私はしぶしぶ馬車を降りるために立ち上がりました。
私に下った刑は国外追放、つまり国境についたのでしょうか?しかし、私が居たのは王都しかものその中央にある王城です。こんなに早く着くはずがありません、私は疑問を浮かべながら馬車をおりました。そして目の前の広がる光景を見て驚き唖然と立ち尽くします。
目の前に広がる景色
それは
「こ、ここは‥‥」
「ここは罪人を埋葬する墓地だ」
「ほら、さっさと歩け」
「きゃっ!?」
私のうわ言のような言葉に兵士の一人が答えます。さらに立ち尽くす私を兵士が無理やり引っ張りあるお墓の前まで連れていきます。
そこには人一人が入るであろう大きな穴とその先には新しい石碑が鎮座していました。石碑には
[罪人、アマリリス・サルーアここに眠る]
そう彫られていました。
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