第2話 その他?

「う、ここは‥‥?」


目を開けると知らない天井が見えた。

起き上がり回りを見るとどうやらベッドに寝ていたらしい。ベッドはサイズ的にクイーンぐらいかな?クッションがちょうど俺好みでいいね!!俺はもう一度ベッドに横になり二度寝へと


「って違ーう!!え?どこよここ!?」


勢いよく起き上がりもう一度回りを見渡す

落ち着いた色の家具、クローゼット、


え?まじでどこ?


しばらく呆然としているとようやく頭が働きだしたのかさき程の神とのやり取りを思い出してきた。

そこでようやく自分の状況を整理することができ、神が言っていた事もあらかた思い出すことができた。


そしておもむろに口ずさむ


「ステータス」


すると目の前に透明なボードが出てきた。

異世界物定番のステータスボード、テンションあがるな!!と思ったのもつかの間そこに書かれている文字を見て固まった。


名前 久保清司

年齢 20

その他 ∞

✉️ 一件


「‥‥‥‥」


そう、たったこれだけなのだ

魔法やスキルなど様々なものが書いてあると思いワクワクしていたのに


適当過ぎるだろ!!!!

その他ってなんだよ!!

名前と年齢しかわかんねぇよ!!


憤慨しているとステータスボードにの一番したに✉️のマークがあった。

どうやって見ればいいのか不明だがとりあえず指でタップしてみた

すると名前などが記載されたボードが文字が羅列されたボードへと切り替わった。

とりあえず読んで見ることにする。


〝やっほー!!

無事に転生できたかな?

この✉️(マーク)は私とのやり取りようにつけたよー!!どう?嬉しいかな~?あ、でもでも普段は使えないの、私が許可したときだけやり取りできる感じで~す!!てか聞いてよ!!今日さ~、上司に怒られちゃったんだよ( ノД`)…ちょっとミスしただけなのに、ちょっと魔王倒す為に神器を地上に下ろしたときに間違えて魔王の目の前に落として魔王が使って世界統一しちゃっただけなのにめちゃくちゃ怒られちゃったんだよ~、酷くない?誰だってミスはつきものじゃんね!!も~悲しくて悲しくて‥‥あ、上司に呼ばれたからもう行くね!!二度目の人生楽しんでください!!

PS,スキルとかめんどくさいから全部ひとつにしちゃった!!てへぺろ(^ー^)〟


全てを読み終わると自動でステータスボードが切り替わりさき程までの俺の名前が書かれているボードに切り替わった。

俺はステータスボードを閉じてからベッドを降りて立ち上がる、

そして‥‥


「‥‥‥あ、あの、糞神がー!!他にもっと言うことあるだろ!?お前の愚痴聞きってマジだったの?ちょっとのミスじゃないね!!お前のせいで世界が1つ滅んでんじゃん!!少しは反省しろよ!!」


誰もいないに寝室に俺の怒りの咆哮がこだました。

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