12 突然のヘリ.

「あ、もう大丈夫そうですね。本部から増援が来ました」


 なんか、風を感じる。


「紹介します。これも機密度高めの機体です」


「えっ」


 ヘリコプター。


「えっなんで。プロペラの音がしないっ」


 ふわふわとする風だけを感じる。


「先に新素材だけ回収しますね」


 ヘリコプター。そのまま倉庫の上に停まった。男の人が、袋を二つと、荷台をヘリに載せる。


「さあ」


「え」


 わたしも行くの?


「ここにいたら、また撃たれますよ。銃で」


「あっそれはいやです。乗ります乗ります」

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