新しい生活にて

引っ越しが完了した。

今日からはこの新しい家で暮らす。

そう思ったら俄然やる気が湧いてきた。


…のなら良かったのだが。


夜。

トイレに行こうと廊下に出た時。

不意にが横切る。


昼。

誰もいない部屋で


深夜。

誰もいないのに傍に気がする。


今度の家もやっぱり怪奇現象がいっぱいだった。

「本人が霊感持ちだとやっぱついてくんのかねぇ」

とぼやいていた居候にこの前強力なお守りを貰った。

でも視えるモノは視えるし、きっとこの先も関わっていくのだろうと思う。

「…ま、仕方ないよね」

そう呟いて、気にしないことにした。


現在。

私は怪奇現象が続く家で元気に暮らしている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る