5G

これもここへきて失速気味。大手3社に対抗し、若く威勢のいい企業が新規参入を表明したものの、その準備不足から市場の失望を買い、期待がしぼみがちだ。

米中の経済戦争の様相を呈したテクノロジー主導権争いも、関連業界の様子見を促し、三すくみのような状態である。

また、この5Gに関しては、ニーズ指向というよりはむしろシーズ指向の方が先行し、各社キラーアプリをどうしたものか・・・と悩むのが実情である。

圧倒的通信速度とトラフィック処理能力を必須とする新しいシステム、アプリケーションへの要求がない限り、人々がその必要性を認識する機会はないのだろう。だから各社が設備投資するペースに任せ、徐々に5G対応エリアを拡充していくに任せるより他に手立てがないのだろう。歩みの遅いインフラ投資が充足するのが先か、キラーアプリが先か、如何ともし難いもどかしさに、上寺も歯噛みする思いである。

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