第44話 モーリアさんの世界
前回、子供時代の思い出の曲と再会して感動したことを書きましたが、そのつながりでまた別の懐かしい音楽たちを思い出しました。
「アイ・ライク・ショパン」という曲の名前を知ることができて感激しましたが、当時はおそらくガゼボというイタリア人歌手のオリジナルバージョンを聴いていたようです。歌詞は英語でしたが、“ウォウォウォォウ…”のところが特に好きでした。
Youtubeで検索するとオリジナルのミュージッククリップも見られますが、悲劇っぽいストーリーでしたね。ブラックな感じでした。
それとは別に、Youtubeでは、ポール・モーリアさんの「アイ・ライク・ショパン」を聴くことができて、母がこの人のレコードをよく聴いていたことも思い出しました。
ポール・モーリア・・・
なんとなくその名を聞いたことあるかも・・・?
で終わっていた存在でしたが、彼のアレンジした曲を聴けば、多くの人にとって聴きなじみある曲が続出のことと思われます。
手品ショーの際、特に素人マジックの時ほど欠かせないあのバックミュージック、「オリーブの首飾り」とか、イロモノ風な扱いになりがちですが名曲ですよね。
母がいかにポール・モーリアさんの曲を好んでいたか、忘れられないエピソードがあります。
何気なくテレビを見ていた時のことです。母はタモリさんのファンで、タモリ番組はほぼ録画を欠かさず、深夜枠の「タモリ倶楽部」などもリアルタイムで鑑賞し、その後録画を家族と一緒に見るのも好きでした。
ある番組の中で、タモリさんがイージーリスニングのイントロクイズに挑戦していました。ポール・モーリアのアルバム曲や映画音楽が多かったように思います。
その問題で出された曲を、母はぶっちぎりの速さで全問正解していました。タモリさんも好成績でしたが全問正解ではありませんでした。どの曲も瞬時にわかる母を目の当たりにして“この人すごい・・・!”と内心驚愕していました。母がこのクイズに参加していたら優勝できたのに・・・タモリに勝ったのに!などと思いました。
ちなみに私は聞き覚えがあってもタイトルなど全く覚えていなかったので、余計に感心したのでした。
余談が長くなりましたが、モーリアさんの曲を母が好きだったことがわかり、youtubeであれこれ聴きました。あの曲も、この曲もすごく有名で馴染みがあって、心地よく、美しく・・・
「エーゲ海の真珠」とか、「恋はみずいろ」とか、ホテルのラウンジなどで流れていそうなバックミュージックの数々・・・癒され具合ハンパなかったです。
願わくば昭和の重厚なインテリアのスポットで聴きたい気がしますね。天井が高く広い場所へ行きたくなりました。
このところ、コロナの勢いも強いせいか?人と会う機会も減り気持ちも落ち気味でしたが、モーリアさんミュージックの浄化作用すごかったです。
あまりカクヨムにも来れていませんでしたが、書く元気も回復しています!
ふり返ってみると、最近家でFMラジオを聞くことが多かったのですが・・・
以前は好きなCDアルバムを聴きながら家事をすることが多かったのですが、どれも飽き気味だったので、最近はラジオに切り替えていました。
後になって思えば良くなかったです。
とくに目的もなく、なんとなく流れてくる好みでもない曲とか、欲しいわけでもない情報・・・どうでも良い湯たんぽとか、ドライブレコーダーなどのラジオショッピングコーナーすらも惰性で聞いていては感性がどんどん鈍るに決まっています。
せっかく聞くのならば目的に応じた番組や、魂の込められた創作物である音楽を聴いていれば良かった・・・などと、日々をぼんやりとやり過ごしていた自分に気付きました。
食べ物に限らず、自分の中に取り入れるものは意味があって、心や魂を元気にしてくれるものが良いですね。
心がけていようと思います!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます