僕の正義
黒対白華
掲げた心
いつからか目醒めた僕の正義
誰にも
それは完璧主義者のようで堕落者のような
矛盾を重ねた正義
それは慈愛に満ちた聖母のようで無慈悲な悪魔のような
他に通ずることの無い正義
人の温もりを求めながらも孤独の寂しさを求める
矛盾
あるものに優しくあるものに厳しい
そんな正義
僕の正義は
他者を拒絶せず
自らに良点を取り込む正義
であったと思っていた
でも現実は
僕は拒絶した、良点よりも短所を取り込み
自らが望む完璧から遠く離れ過ぎていた
完璧主義で理想主義
理想主義者でありながら現実主義者
行き過ぎた理想はいつか身を滅ぼすとは知っていたとしても
理想を叶え完璧になろうと藻掻くだけ
だから最後まで僕は堕落者でありながら
いつかこの身が耐え切れなくなり朽ち果てるまで
僕の正義 黒対白華 @kiminokoe
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます