第1話 入学式


 アラームが鳴り起きる。「あぁ、憂鬱だ」部屋でため息を吐きながら言葉を話す。「学校行きたくない」。だから楓は入学早々サボる事にした。

が、『ドンドン』

「おにぃ、起きてる?学校だよ〜、朝だよ〜」

と妹のゆいか(唯香)が起こしに来た。


 「起きてる。行かない」とそれだけ言いベッドに潜り込んだ。


すると、妹が「ダメだよ、ちゃんと行かないと!行かないなら私がキスしちゃうよ!」と意味も分からん事を言い出す。


それに呆れた俺は「分かったよ。行くから静かにして」と言いドアを開ける。


 「やっと起きてきた。おはよおにぃ!」

 「うん。おはよゆいか」

 「ご飯は出来てるから下に降りてきてねおにぃ!」

そんな元気な妹とは裏腹に「うん」とだけ伝え下に降りた。


 下に行くともう1人の妹、正確に言えば再婚相手の娘の義理の妹、雪が居た。すると雪が、

  

「お、おはようございます。お兄さん」

「あぁ、おはよ、雪」

と、だけ答えて椅子に座る。


 「今日はおにぃの好きな焼き魚だよ。しっかり食べてね」ゆいかは毎日ご飯を作ってくれている。本当にありがたい。

 だが、朝はお腹が空かないためあまり食べれないのである。


そんな様子を見た雪がこんなことをし始めた。

俺の魚をお箸で掴み、僕の口の前に持ってきた。

 


 「お、お兄さん、あーん。」

俺は恥ずかしがったが、せっかくなので食べる。

 「美味しいよ、ありがとう」

すると、「えへへっ、と笑みをこぼした」



 そんな様子を見ていたゆいかが私もすると言い始めた。


  が、俺は満足になったので「今日はいいよ、明日頼もうかな」と言うと、ゆいかは嬉しそうに、「うんっ!」とだけいい、ご飯を食べ始めた。


だが、俺は『全部自分でしたいのに、どうしてお母さんはいもうと達に家事は任せなさいっ、と言ったのだろうか。それだけならまだしも、あーんは正直嫌だな』と思っていた。


 ちなみにお母さんとお義父さんは仕事でフランスに行っているため、楓、ゆいか、雪、の3人で暮らしている。


 だから、明日から自分の事は自分でしたい。といもうと達に言おうと思った。







_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


間違っている部分はあると思いますが、ご了承下さい。なにか疑問点などがあれば遠慮なく言ってください

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る