運命の日曜日⑦

河野怜児


「くっそー見失った……って、翔太もどこ行ったんだ?」

 俺は、いつの間にか1人になっていた。あいつめ、逃げやがったな。


 翔太を探しに、元来た道を戻る。


……。

……………。


「まあいい、適当に散歩でもするか」


適当に歩いてから、帰った。

俺は、空気の読める男だからな。まだ死にたくないし。

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