epilogue.
夢の中。
また。いつものように。
目の前に、彼。
彼の頬に触って、その感覚をたしかめる。忘れないように。手と心に、刻み込む。
わたしね。
今日。
ホストとその彼女の仲を、取り持ったの。最初はあやしいって思ったんだけど、ホストのほうがいい人で。ひとりの女性のために、ホストを辞めてしまうんだって。もったいないよね。
あなたは。
彼。触っている頬が、少し動く。
わらってくれている。私のために。
こうやってあなたに逢えるのだから、現実でも逢いたいと、思うのは。ちょっとぜいたくすぎるかな。
あなたが好き。
あなたと、一緒にいたい。
それだけが、私の。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます