2部 プロローグ 往古来今

シュッシュッ

誰かが俺の事をストーカーしている。でも圧倒的下手だった為すぐに気付くことができた。犯人は気付かれてることに、気付いてなかった。ついには、あんぱんと牛乳を取り出した。おいおい、それじゃあ俺が犯人みたいだろ。心の中でそう突っ込んでいたら、彗星がその犯人と話していた。やっと尾行されなくなる。犯人は陸上部だったから撒けなかったものの、彗星がくれたこのチャンスを見逃すにはいかない!俺は大急ぎで逃げた。


「う~ん、いつ言えばいいんだろ?」

そう、あんぱんを食べ牛乳を飲みながらストーカー行為をしている星宮らんの姿があった。

「ふふふ、りんどう君も甘いね。こんな私に気付かないなんて」

「いや、多分気付いてるぞ」

背後から聞き覚えのある声が聞こえた。

「彗星先輩!?いつからいたんですか?」

「お前がストーカーしてたところあたりから」

「え、先輩がストーカー行為をするなんて、、」

「いや、お前には言われたくないからな」

「ってか、先輩のせいでりんどう君を見失ったじゃないですか!」

「それは、すまんすまん。でも、あのまま尾行してても告白するタイミングなんてなかったと思うぞ」

「な、ななななななななんで、告白しようと考えてること知ってるんですか!?」

「なんとなくだな」

「すごいです!流石です先輩」

「普通だと思うけどね~ 余計なことかもしれんが言っとくけど、あいつに言ったところで付き合うことなんてできないよ」

「なんで先輩がそんなこと知ってるんですか。まさか、告白したことあるんですか?」

「ああ、その通りだ。お前にしては察しが良いな」

「ええ!マジですか!」

「そんな驚くことじゃないだろ」

「いや、驚きますって。でもその話きになります」

「気になるのか、、まぁでもらんは信用してるから話てもいいかな」

「やった~」

「あんまり面白い話ではないから期待するなよ」

その日は特に特徴のない普通の日だった、、、、

~一年前~

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