第4話 能力の把握と現実
え、、、、自分の部屋…??
やはり夢だったのだろうか。周りを見渡す、何も変わらない、いつもと同じ部屋、食べた後のファミチキの袋、同じ時間に同じ日付、なんだったんだろうと考えるが一つ妙なことに気づく。
同じ時間、、?そう、帰宅してファミチキを食べた後ゲームをつけた時間からなにも変わっていないのだ。いくら夢であっても少しは時間が過ぎてるはずなのに。
そして起きた出来事を思い出す。あの教会にいたときにつけたのはゲーム、最後に電源を切って帰ってくることができたのもあのゲーム。
不思議に思い俺はある言葉を口にする。実際自分の部屋で言うのは少し恥ずかしい気もするが言うしかなかった。
「鑑定!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ポータブルゲーム機、小さな子供から大人まで大人気。クリスマスシーズンや発売当初は売り切れ品切が続出していた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
って、ただのゲームか…。なんの手がかりもなし、やはりただの夢だったのかとベットに寝転ぶ。
あれ、、?
ここでおかしなことに気づく。
そう、鑑定、鑑定ができたのだ。夢かと思った。だが、夢じゃなかった。喜びが込み上げてくる。そして今一度自分に鑑定をかけた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
佐藤ゆうき 男 20歳 Lv.001
筋力 32 体力24/34 魔力 3/7
知力 22 素早さ19 運 20
能力 転移魔法(S) 鑑定魔法(D)
称号 異世界からの来訪者 逃げ足の極意
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うおおおお!!!歓喜のあまり叫び出してしまう。そして詳しく見てみると転移魔法と鑑定魔法のレベル?が変わっている。注意深く見てみると詳細が表示されていた。
転移魔法(S)
10の魔力でどこへでも一瞬で転移できる
異世界への転移は固有魔法のため魔力消費なしで行える。
鑑定魔法(D)
対象の名称や能力を大まかに把握できる
注意深くみることで詳細なことが少しわかる
なるほど、自分の力が理解できてきたぞ。
あとは能力の上げ方やレベルアップについてか。
と様々なことを考えていたが、今日はオンライン授業や目の前での事故、先程の経験から疲れており、お風呂などのことは忘れそのまま眠った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます