第5話 初めてのレベルアップ


「ふああああ、良く寝た、、」


昨日眠りについた時間は22時ごろなのにもかかわらず7時に起床、実に健康的だ。と、自我自賛する。昨日あったことは夢なのではないか、ただの妄想だったのではと考えつつまずはお風呂へ、オンライン授業になってからあるあるなのだが家を出ることが少ないので朝風呂がとても増えた気がする。

お風呂でさっぱりしたあとしっかりとお肌のケアをしていく。高校の時は感じなかった衰えを最近感じ始めていたのでお肌のケアや運動は俺の日課である。


さて、、やるか。


そう、能力の確認並びにレベルアップについてだ。まずは自分に鑑定をかけてみる。


「鑑定」


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佐藤ゆうき 男 20歳 Lv.001

筋力 32 体力34/34 魔力 6/7

知力 22 素早さ19 運 20

能力 転移魔法(S) 鑑定魔法(D)

称号 異世界からの来訪者 逃げ足の極意

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魔力が、回復してる!?

よく読む異世界ものと同じで寝れば回復するようだ。だが能力の上昇はなしと…

ここで昨日の鑑定魔法について思い出す。たしか、注意深く見れば詳細なことがわかるはず。

そこで俺はレベルの部分を注意深く見てみた。すると、、


次のレベルアップまで15/20


ほう、、、20分の15か、、と言うことはステータスを所得してから15稼いだといいことか…無難に考えて体力や魔力を使った数、と言うところかな、、とりあえず今からジムに行ってトレーニングしてみるか…まぁこんなにも簡単に上がるものか不安だが。


期待と不安を胸にジムに向かう。僕が向かってるジムは24時間のジムで22時から9時までは受付の人がいないので誰にもみられず気兼ねなく通えるので重宝している。


よし、まずは、、、、ストレッチ!!!


しっかり体を離さないと怪我の原因になるので入念にストレッチする。

その後30分間、傾斜をつけスピードを早くしたランニングマシンでウォーキングで軽く汗を流し筋トレに入る。男子高校生大学生、大人の男性ならわかるかもしれないが筋トレの後の筋肉痛は痛いのだが気持ちがいい(ドMということではない)。

そしてちょうどマシーンで25キロの重りに設定し行なっていた腹筋マシーンで驚くことが起こった。そう、レベルアップしたのだ。

教会でステータスを取得した際と同じようなファンファーレが脳内で流れる。

すぐさま鑑定しステータスを確認すると。


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佐藤ゆうき 男 20歳 

Lv.002(次のレベルまで01/20)

筋力 34 体力35/36 魔力 8/9

知力 22 素早さ19 運 27

能力 転移魔法(S) 鑑定魔法(D)

称号 異世界からの来訪者 逃げ足の極意

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微量だが、確実に、ステータスの能力値が上がっている!!思わずガッツポーズするも、した後に周りを見渡し人がいないことに安堵する。

よし、やはり体を動かしたことでレベルが上がった!能力値が上がってないのは、、知力と素早さか、、。


鑑定での魔力消費の経験値とウォーキングと筋トレでの体力、筋力の経験値ということか。この理論でいくと知力は勉強だとして素早さはダッシュやランニングか…?

色々試していくしかないな笑笑


えみが止まらない。笑うしかない。変わるぞ、退屈な毎日がきっと!!!


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