第8話 ダンジョンモンスターの異変
俺らは隕石から地球を救っただが
その裏で・・・・・・。
「────あとここに。」
不気味に赤く光る石『紅彗石(こうせいせき)』
を何者かが手のひらサイズの魔法陣に
置いていた。
「あと2つ。」
「おにぃおはよう!!!!」
「ファ〜・・・・・・おはよう。」
欠伸を1つつきながら妹達に朝の挨拶をした。
「今日もお母さん仕事早いね。」
「父さんもなの。」
「それのせいかわからんが料理が
上手くなったんだよ。
ハイッお待ちどうさまベーコンエッグ!!!!!!」
俺は3人の妹の分と自分の分 計4人分の
ベーコンエッグを作った。
「なんか最近悪徳魔族に襲われる事件が多発しているらしいの」
「まじか!?出かける時は俺と一緒に
出かけような。特に夜!!!!!!」
「ふふふよろしくね。おにぃ。」
「私からもよろしく!!!!!!!!!!!!」
俺は、胸を叩いて気合いを入れた。
そしてベーコンエッグを一瞬で平らげた。
「おにぃ今日どこかで遊ぼうの!!!!!!」
「え!?襲われたりしない?」
「大丈夫です。私達強いですから。」
「俺なるべく妹達にはもう殴ったりして
欲しくないんだけど・・・・・・。
でもいいや俺が守りきればいい話だ。
よしっ!!!!どこでも好きな所に連れて
行ってやる!!!!!!!!!!!!」
でも正直なところ多分襲われないだろうと
軽い考えだった。
「じゃあ私この間できたばかりのダンジョンに行ってみたい。」
「ん〜まぁダンジョンなら大丈夫か。
行こう!!!!そのダンジョンに」
「やったの〜!!!!!!!!!!!!」
妹達はうさぎのようにピョンピョンと
飛びながら喜んだ。
「では早速行きましょう。」
「お、おう!!!!!!」
俺達は服を着替えてそのダンジョンに
向かった。
特に何も持って行かずに。
「こ、ここが『ダンジョン』!?!?!?」
『すごいダンジョン』
と書いてあるダンジョンの前に立った。
本当にこれが有名で人気なダンジョンなのか?
「では入りましょう。」
「お、おう。」
「やってやるの。」
「────やろう。」
入口前の垂れ幕を手で避けて中に入った。
そして沢山の手続きをしやっとダンジョンに
入れた。
ダンジョンをクリアすると賞金が
貰えるらしい。
「よーし!!!!!!100万ゴルド頑張ろう!!!!!!!!!!!!」
「当たり前だよおにぃ。今月のお金が
掛かってるんだから!!!!!!」
「よしっ!!!!!!頑張ります。」
「わわわ、私もががが、がんびゃるにょ!!!!」
あららラミージュが緊張して一言一言
噛み噛みになってる!?
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。
みんなと一緒なら。」
「私達を信じてくださいラミージュ。」
「ありがとうみんな(泣)」
ラミージュは少し嬉し涙目でダンジョンの
奥深くへ入って行った。
「あれ?敵では?」
「本当だ倒れてる。」
多分ダンジョンのゴブリンらしきモンスターが
端っこに倒れているのを見つけた。
しかも物凄い無惨な姿で。
「にゃにゃにゃ、にゃにがあたのー!?」
「何か妙ですね。」
「アミージュも感じていたか
俺も何か嫌な予感がする。」
「私も感じとったわ。
何か禍々しいオーラを。」
ラミージュはガタガタ、ブルブル震えながら
俺は戦闘体勢でダンジョンの奥を見ていた。
ガサッ
ガサッ
ガサッ
ガサッ
ガサッ
─────────ガサ
ガサ ガサ ガサ ガサ ガサ ガサ ガサ
ガサ ガサ ガサ ガサ
ガサガサガサガサ・・・・・・。
山ほどの大軍の黒い霧に包まれているゴブリンがダンジョンの奥から押し寄せて来た。
「おにぃここは私が────。」
「なっカミージュ!?ダメだ!!!!!!
後ろにさが────。」
カミージュに近づく『黒い霧ゴブリン』は
次々と黒い霧が抜けていった。
「す、すごいこんな細かい魔術を!!!!?」
カミージュはゴブリンに取り憑いている
謎の黒い霧を取り除きゴブリンを助けた。
何せ凄いのは触らずに魔気だけで黒い霧を
取り除いている事だ。
「どう?おにぃ私の魔法。」
「正直凄い。俺はこんなに細かな魔術は
使えん。やっぱりすごいなカミージュ。」
「──────ムムムムムム・・・・・・。」
俺にジェラシーの視線を向けるラミージュと
アミージュが後ろにいた。
この先出てくるモンスターより
ジェラシーの視線を向ける妹達の方が
正直怖い。
こんな感じで50フロア中10フロアを
突破できた。
これから俺らは誰と戦って行くのか
ワクワクしながら奥へ入って行った。
暗闇が広がるダンジョンの中へ
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