第2話そうだ!買い物に行こう。
俺達は、自己紹介が、終わって、
妹達の日用品を買う事になった。
ザワザワ・・・。
今日も街は、平和だな〜
魔族にとっても平和が、1番なのだ。
「おにぃ、どこかいいお店は、あるの?」
「ああ、こことは、全く別の場所にな!」
妹達との初めてのデー・・・お出かけで、
俺は、張り切っていた。
ハーレムデートをしているようだった。
「わー、凄い可愛い隣にいるのは、
彼氏かな?」
「あの男の人も高身長で、イケメンよ!!」
キャー!!キャー!!キャー!!・・・。
俺達が、外を歩くと街が、ざわついた。
やめて欲しいよね〜マジ照れる。
「少し移動するぞ。掴まってくれ。」
「うん。」
3人が、照れながら、俺の服をつまんだ。
「よし!」
プシュンッ!
「おにぃ、ここは?」
カミージュが、うるうると煌めく可愛い目で、
俺を見つめていた。
ちくしょう!!可愛すぎる。
「ここは、北山だ。」
何の変哲もないを山にワープした。
「おにぃの勧めるお店が、ここにあるのか?」
俺の服を1番最初に手放したアミージュが、
山の風に髪をひらひらとたなびかせながら、
髪の毛を抑えていた。
可愛いというよりか美しい。
「ここは、隠れ商店街だ。知る人ぞ知る
最高の店が、並んでいて、しかも品物は、
条件付きでは、あるが、全て無料だ。
持てる量だけ、持って帰ろう。」
北山にいきなり、大雪が降り出して、
ホワイトアウトが、出来た。
「おにぃ、これで、商店街、行ける?」
「ああー!これで、正解だ!!!!!!」
(多分)
5分後。
ホワイトアウトが、薄々と消えていった。
「うわぁぁぁ。」
「すごーい!!!!!!」
「人もやはり、少ないな。」
妹達の喜ぶ笑顔は、世界で1番最高級にして、
貴重な宝物だ!!!!!!!!!!!!
「さぁ!中に行こう!!!!!!」
隠れ商店街のゲートを通った。
「おっ!坊ちゃん!!!!!!久しぶりです。」
「坊ちゃん!!!!!!!いつもお世話に
なっておりやす。」
ザワザワ・・・ザワザワ・・。
そう、この隠れ商店街は、俺が、経営してる。
最高商店街だ!!・・・という訳では、無く。
商店街というのは、表の顔で、
元々魔王だった時の俺の手下達を
新しい魔王から、保護するための
収容所でもある。
ここにいる奴らには、
俺の正体を既に知っている。
「おー!らっしゃい!!!!!!坊ちゃん!!
彼女連れか!?しかも3人?!
憎いね〜坊ちゃん。この幸せ者!!!!!!」
ここの商店長をやってる見た目は、53歳。
実際は、26歳の超オヤジ系の巨漢の男
シャメルーナ・アラザールという男が、
俺達を出迎えてくれた。
俺の手下の中で、23番目に強い。
「元気で、何よりだ。シャメルーナ。」
「こんにちは、私は、おにぃの妹に
なりました。カミージュと申します。
以後お見知り置きを。」
カミージュが、最初に挨拶をした。
そして、3人は、シャメルーナに挨拶をした。
「よろしくな!!俺の名前は、
シャメルーナ・アラザール。
このまお・・・あ、あ、兄貴の子分です。
よろしく!!!!!!」
はっ?!もっといい誤魔化し方が、
あっただろ!!!!!!なんだよ子分って?
俺が、弟子を取らないのは、知ってるだろう。
(美人以外)
「今日は、何をご所望で?」
「今日は、妹達の日用品を買おうと
ここまで、来たんだ。」
(い、いつも自分の事しか、考えてない。
人には、何も奢ったりなど、
優しくしたりなど、一切しない魔王様が、
妹にだけ、この様な姿を見せるとは・・・
恐るべし、妹!!!!!!)
「まずは、何を買いたい?」
「服・・・が、欲しいかな?」
妹達の服を見てみると血が滲んで、少し破れてて、古い。
だから、服が、欲しいのかな?
「シャメルーナ。
服を売っている店を紹介してくれ。」
「わっかりましたー!!!!!!!!!!!!
・・・・・・・・・。
ならば、この店でしょう!!!!!!」
看板には、『ふくやさん』と書いてある小さな
店を紹介してくれた。
多分、ここは、シャメルーナの経営してる店だろう。シャメルーナは、力は、強いが、
経営が、力の強さと反比例して、
とても下手だ。
ガチャ!チャリン!!チャリーン!!!!!!
ふくやさんに入店して、鈴の音色が、
聞こえた。
「では、ごゆっくり。」
俺達は、店をぐるっと一周した。
「これ、可愛い。」
カミージュが、見つけた服は、
白が多くて、赤い模様が、チラホラ入った
ミニスカートとセーラー服。
「セーラー服は、海軍の服だぞ。
とても似合うが、それで、いいのか?」
「うん、気に入りました。」
とても露出度が、高い。
肩、へそ、と少し胸元が、見えてる。
なんかエロい。
「おにぃに選んで欲しいな。」
ラミージュが俺に無茶振りをしてきた。
「ん?そうか、でも俺の服のセンスは、
いくら、お金を持っていないホームレスでも
着たがらない程にセンスは、無いぞ。
それでも良いか?」
俺は、自分のセンスの無さを実感して、
妹に俺のクソダサい服を着させても良いかと
ラミージュに確認をした。
「うん、私は、それでも構わない。
別に可愛い服装とか、どうでもいいの、
おにぃに選んで貰うから良いの。」
「お、おう。ありがとう。」
こんな言葉が、あったんだな。
俺の妹は、心まで、美人さんだったのか!!!!!!?
「お前、何で、家に来たんだ?」
俺は、突然聞いてみた。
「え!?・・・・・。」
なんだ、この間は、聞いちゃいけない事でも
聞いちゃったのかな?
「私達が、おにぃの家に来たのには、
深い理由が、あるのだ!!」
「そう、私達は、前にいた町で、モテすぎて
大変だったんです。それは、男が、私達の家に群がる程にそれで、魔王学校にも行けずに
家で、身を潜めていたんです。
10歳くらいになって、学校に行ったんですけど、男の先生、男子生徒、男の町の人が、
私達に群がってきたんです。
そして、学校が、崩壊して、
私達は、協力をして、崩壊していく学校から
逃げました。
しかし、自宅には、沢山の男が、
待ち伏せをしていました。
囲まれて、捕まって色々触られました。
怖かったです。今でも怖いです。
その時に私達は、あいつらにも負けない力が、欲しい、あいつらが、いない環境が、欲しい
と思って、5年間、修行をしまくって、
世界最強ドラゴン、ヴィクトリアドラゴン
と最強4大ドラゴンの
ガングルグドラゴンと、バルゲイルドラゴン、ブルーキングドラゴン、オールパワードラゴンの合体したドラゴン、ヴァリーナスドラゴンと
戦って、3秒で、勝てる程の実力に
なりました。これで、何とか町からお母さんと逃げれたのですが。お母さんが、途中に通った
町で、病に倒れ、死んでしまいました。
そして、1年間、世界を漂流していた。
この街に着いた時には、服もボロボロで、
空腹で、倒れてしまった。
そんな私達を助けてくれたのが、おにぃ。
おにぃが、私達にご飯を食べさせてくれて、
遊んでくれた。それから、ずっとおにぃ・・・
あなたを探していました。
ですが、見つからず街を歩いて、
私達を拾ってもらおうと捨て猫のように
私達が、箱に入っていたら、1時間後くらいに
おにぃのお母さんが、拾ってくれて、
おにぃと会えて、その時の感動と感激は、
一生の宝物になりました。
おにぃは、私達に『守っていくからね』と
言ってくれて、安心して、おにぃと楽しい会話から今の関係になりました。
本当に今日は、おにぃのおかげで、楽しい
1日です。これからも私達は、
おにぃを愛していきます。
だから、おにぃも私達を愛してね。」
30分間かけて、ラミージュが、俺に一生懸命話してくれた。
更に守りたいと思った。
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