第1話これが・・・現実? まずは、自己紹介からです。

俺は、転生した・・・。


「この子の名前は、どうしましょう?」


なんだ?今は、俺の名前を決めているのか。

多分、俺を抱きかかえているのは、

俺のお母さんだろう。


「かっこいい名前をつけたいな!!」


あっ!多分、俺のお父さんだ!

少し太い声が、聞こえた。


「えーと・・・強い魔族になって

ほしいわね・・・・・・・・・。

ルシ、ルシ・・・ルシファ・・ルシファス

・・・ルシファス!!!!!!これにしましょう!

この子の名前は、『ルシファス!!!!!!』」


今!俺の新しい名前が、決まったらしい。

その名もルシファス。



・・・それから5年後。


そろそろ妹が、生まれてきても・・・。


また5年後。


あれ?妹は・・・。


またまた5年後。


なんで、妹が、できねぇーんだよ!!!!!!

ドガァーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!


俺は、おもわず妹が、できない怒りで、

世界一高い山を魔法で、

世界一低い山にしてしまった。


に、に、に、2年後!!!!!!


あ〜も〜嫌だ。いくら強くなって、

凄い魔王学院に入ったって、妹が、いないと

つまらん。


ガチャ!


俺ん家の木製のドアの開く音が、した。

お母さんが、帰ってきた。

?!

お母さんの後ろから、少し俺より年下の

女の子が、3人やって来た。


「母さん?こちらの方々は?」


「あっ!この子達は、これから、あなたの

『妹』になる子達よ。」


俺は、最近、耳が、悪くなったのかな?


「え?なんて、か、か、か、母さん?」


「だから、この子達は、あなたの『妹』に

なる子達よ。」


あっ!これは、現実なのだろうか?

俺は、嬉しすぎて、涙が、出てしまった。


「あ、ありがとうございます・・・。」


この人生に感謝・・・感謝感激です。


「これからは、俺が、君たちを守っていくからな。」


俺は、泣きっ面で、妹達の前に立った。


「これから、よろしくお願いします。

お、お、お兄様。」


ぐはっ!

俺は、嬉しすぎて、死ぬかと思った。

この子達は、何がなんでも絶対、守っていこうと心に誓った。


「じゃあ、私は、仕事に行ってくるから、

後のことは、ルシファスに聞いてね。」


「ありがとうございます。お母様。」


「お母さんで、いいわよ!これから、

一緒に暮らすんだから。」


そして、お母さんが、仕事に出かけた。

ちなみに仕事は、じゃがいも売りをお父さんとしている。


「えーと、じゃあ、どうする?

椅子に座って、お茶出すから。」


「私も手伝います。」


青白髪で、ショートヘアの子が、俺の手伝いを

してきた。


「あ、ありがとう。」


「わ、私も!」


「私も手伝います。」


最終的に妹達に出すお茶を妹達と俺で、

作って出すことになった。


「お兄ちゃん、これで、どう?」


「ん?・・・うん!美味しい!!」


正直、お母さんが、出すお茶よりも美味しい。


「私のお茶も飲んでください。」


「お、おう。・・・美味しい!!!」


赤髪のハーフアップの子が、作ったお茶もかなり美味しかった。


「私のも飲んで。」


最後にピンク髪のポニーテールの子が、作った

お茶を飲んだ。


ゴクリッ!


ん!? ・・・ ゴホ!ゴホ!・・・。


美味しくなかった。


「美味しい?」


「う、うん、美味しいよ。」


俺は、みんなのお茶を美味しく飲んだ。


俺が、お茶を出す予定だったのに妹達が、

俺にお茶を出した。


そして、俺達は、椅子に座った。


「自己紹介が、まだだったね。」


「あっ!そういえば。」


俺から、自己紹介をしよう。


「じゃあ、まずは、俺から・・・

俺の名前は、ルシファス・ロンレース

歳は、17。誕生日は、4月7日。

よろしく。」


俺は、自己紹介のテンプレのような

挨拶をした。


ガタッ!

青白髪の妹が、椅子から立ち上がった。


「ど、どうした?」


俺は、驚いた。怒ったのかな?!

俺が、何かした?!


「つ、次は、私が、じ、自己紹介します。」


なんだ、自己紹介しようとしたのか。


「私は、この姉妹の三女の

カミージュ・ヴァルティアスです。

歳は、15で、誕生日は、8月20日。

これから、迷惑を沢山かけるかもしれませんが、よろしくお願いします。お兄様。」


「よろしく。」


俺は、座りながら、一礼をした。


カミージュは、椅子に座り、次に赤髪の子が、立ち上がった。


「次は、私が。

私の名前は、ラミージュと言います。

歳は、16。誕生日は、6月9日。

以後お見知り置きを。」


そして、ラミージュが、座り、ピンク髪の子が、立ち上がった。


「私は、この姉妹の長女!!!!!!

アミージュと申します。歳は、おにぃと

同じの17歳です。

ですが、誕生日が、1月7日なので、

妹です。よろしくお願いします。」


さすが、長女だな、3人の中で、1番堂々と、

自己紹介をした。


「改めて、

俺が、君達を必ず守っていくからね。」


妹達は、少し硬い緊張した顔から、柔らか表情に変わっていった。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る