第194話 夜中の客
友人達との会話はつきることなく遅くなったので全員に源家に泊まってもらった。
寝室を決める際、リナが俺の部屋で寝たがって大変だったが、なんとか説得して別の部屋で寝ることになっていた。
「みんなも元気だねぇ~俺はもう眠いや・・・」
俺は深い眠りについた。
「さて、リョウも寝たことだし、害虫駆除しましょかね。」
「ダイキくん、何を?」
「ダイキも気付いていたか、中々の手練れみたいだな。」
「そりゃね、でも、忍の結界を簡単に越えるとはね。」
「ふん、あれぐらい、俺でも簡単に越えれるわ!」
「ヒロキ張り合うなよ。さて俺達が迎えてあげましょう、マタ、アズサさん、カズヒコ、屋敷の中で待機しておいて。」
「ここにいないがリナはどうするんだ?」
「勝手に迎撃するだろう。しかし、今日ここを襲撃するとは運のない奴だ。」
「ダイキ、なんでリョウを眠らしたんだ?」
「アイツ既に無理してるからね、俺が盛った睡眠薬に気付かないぐらい疲労してるぐらいだし。体の事を考えて退場してもらったよ。」
「なるほど、さすが幼馴染みだな。よく気付いたな。」
「まあね、伊達に付き合い長いわけじゃないし。それより、俺達も行かないとリナに全部取られるぞ!」
「ヤバイ、急ぐぞ!」
ダイキとヒロキは襲撃者に向かう!
「地獄にようこそ!異国の人。」
「なんだ、きさまは!」
「それはこちらの台詞、人の家に武器を所持してくるなんてなんて礼儀のないやつだ!」
「我等はリチャード騎士団特務隊、桐谷リョウを引き渡してもらおう!」
「渡すわけないだろ?お前はバカか?」
「我等を侮辱するとは墓場で後悔するといい!」
剣を抜いて、ダイキに向かって来る!
パン!
・・・が次の瞬間、頭が消し飛んだ。
「あっ!リナに取られた!」
襲って来ている者の半数の頭が既になかった!
「くそ!ダイキここは二手にわかれるぞ。このままだと全部取られてしまう!」
ヒロキは別の気配に向かい走っていった。
「はぁ、俺もやりますかね。」
ヒロキの向かった先に強そうな男がいた。
「よかった!まだ生きてる!」
「な、なんだお前は!この剛槍のロバートの槍の餌食にしてくれるわ!」
ロバートは槍をくりだしてくる。
「甘い!」
ヒロキは簡単に払う。
「なに!貴様何者だ!リチャード様に鍛えられしこの槍を受け止めるとは!」
「これで鍛えているのか?嘘だろ?」
「なっ!我を侮辱する気か!」
ロバートは槍で連続突きを行うが全部軽くかわされた。
「はぁ、雑魚か」
ヒロキは一瞬で間合いを詰め、首をへし折る、
「な、に・・・」
ロバートは成す術もなく倒れた。
「さて、次に行かないと!獲物がいなくなる。」
遠くから銃声が聞こえていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます