第195話 戦闘開始?

「さて、人の気配はこっちだな。」

ダイキは敵の気配の多いほうに向かう。

「おっ、いたいた。」

「ほう、我等に気付くものがいたのか。敵もやるものだのう。」

「サムソンさん、ここは我にお任せを!このランスロットの剣を受けてみよ!」

金髪の青年が間合いを詰め上段切りを行ってくる。

「ふん!」

ダイキは軽くかわし、剣の横腹を殴り剣を折る。

「なに!」

「脆いな、もっといい剣をつかえよ。それでも剣士か?」

「くそ!ちょっと待ってろ。今別の剣を・・・」

ランスロットは剣を取りに下がろうとするが、ダイキに捕まる。

「待てねぇよ。じゃあな。」

「な、ま、まて!」

ランスロットは首を折られた。

「しかし、弱いな。これでよく襲撃してきたな。」

「ランスロット!おのれよくもランスロットを!」

「おっ、来るかい?」

「サムソン下がれ俺が相手してやる。」

「隊長!」

「貴様か、俺の弟子を殺しているのは!」

「俺だけじゃないけどな。」

「英国騎士、リチャード!我が名にかけて貴様を殺してやる。」

「お前がリチャードか?たしかに其処らの雑魚とは違うな。」

「ほざけ!」

リチャードは横凪の攻撃を繰り出してくる。

「よっと!」

ダイキには当たらない。

「ほう、貴様も中々やるようだな。」

「そりゃね、人間やめた化物達と一緒にいたら強くもなるさ。」

「ならこれならどうだ!」

先程とは比べ物にならないほどの剣速で斬りかかってくる。

「クッ!」

ダイキは装備していた鉄甲で剣をそらす。

「これも当たらないか?いい腕だな。」

「じゃあ、こちらからも行かしてもらう!」

ダイキは地面を踏込み、リチャードに仕掛けようとした・・・

パン!

「ぬっ!」

リチャードに向け、銃弾がくる!

「この程度!」

リチャードは剣で銃弾を斬った。

しかし、一つ目の後ろ全く同じ軌道に二つ目の弾が隠れるように放たれていた。

しかし、リチャードは神速の剣で二発目も斬り落とすが・・・

ボン!

斬った弾が爆発した。

爆発で剣が弾かれたリチャードにさらなる銃弾が襲いかかる!

リチャードは体勢が崩れたまま、三発、四発と斬り落としていたが・・・

五発目、リチャードの右足の足首に当たり右足が吹き飛ぶ。

「ぐわっ!」

右足が無くなり体勢が崩れた所に銃弾は慈悲も無く襲いかかる。

次に剣を握る右腕が吹き飛び、気がつくと、両手両足が根本から無くなっていた。

「うわぁ~こえぇ~」

「ダイキ、何してるの?」

「リナ敵は?」

「私とヒロキで、全滅させたよ。ダイキだけ何も活躍してないよ。」

「お前達が早すぎるんだよ!」

「ダイキ、弱いのは仕方ないよ。」

「違うからな!」

「俺はこんな小娘にやられたのか・・・」

「これが、お兄ちゃんを狙ったゴミ?覚悟はいいよね。」

「ま、待ってくれ、もう戦闘意思はない。降伏する。」

「何を言ってるの?ゴミに意思なんてあるはずないでしょ?」

銃を撃とうとする!


「リチャードー早まるなー!」

そこにレオンが駆けつけてくる。

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