第189話 ダイキに連絡

総理が帰ったあと。

「リョウくん、よかったの?」

「まあ、無理に戦わなくてもね。さあ、源家の皆さんも止めないとね。」

「わかりました。連絡しておきます。」

「俺もダイキに連絡しなきゃ、アイツには戦闘態勢に入ってもらってたから、止めないと被害が出そうだ。」


「ダイキ~かたついたよ。」

「リョウ!それはこまる!」

「なんでだよ!」

「俺にこいつらを止めろと?」

「こいつら?」

「マタとカズヒコとヒロキとリナを連れて上京中。」

「・・・なぜ、集めた?」

「お前が政府とやるのに戦力がいると思ってだな。」

「友人を巻き込むな!」

「お前が言うな!」

「どうすんだよ!マタとカズヒコとリナはまだいいよ。ヒロキはヤバイって!」

「いや、リナもヤバイ・・・」

「ダイキ何を言ってる、リナはまだ子供じゃないか。」

「そう思ってるのはお前だけだ・・・(リナに銃を向けられる)いや、うん、そうだね、リナは可愛い子供だよね。」


「ダイキどうした?」

「お兄ちゃん!大丈夫?」

「うん?リナか?」

「そうだよ、お兄ちゃんがケガしたって聞いたからドイツから急いで来たの。そしたら東京だって言うから今向かっているの。」

「そうか、なにで移動してるの?新幹線?」

「マタさんが出してくれた船。何かあっても対処出来るから安心して。」

「一応政府と話はついたから、何も起きないよ。」

「そうなの?じゃあ、お兄ちゃんの所には遊びに行くね。」

「おー久し振りに遊ぶか。」

「うん♪楽しみにしてる。」

「ところでダイキはどうしたの?」

「ダイキは横にいるよ。」

「ちょっと変わってもらえる?まだ話があるんだ。」

「ぶー、お兄ちゃんダイキを構いすぎだよ。」

「まあまあ、こっちに来たら遊びに行くからそれまで我慢してよ。」

「はーい。絶対だからね。」

「はいはーい」

「あーこわかった。そんで、リョウ、話って?」

「ダイキか?みんなを源家の東京屋敷に案内してもらえる?」

「わかった、いいんだな?」

「へっ?いいよ、みんなにも久しぶりに会いたいし。」

「俺は確認したからな、ちゃんと連れて行くから。」

「ダイキ?おい、ダイキ!」

電話が切れていた。


「リョウくん、さっきの電話は?」

「ダイキだよ、どうやら友達を連れて上京してきているみたいなんだけど、ここに呼んでもいい?」

「いいですよ、ここはリョウくんの家だと思ってください。」

「いやいや、そこまでは思えないよ」

「お気になさらず、近い内にそうなりますし・・・」

アズサはリョウの腕をとり寄りかかった。

「ちょっと、アズちゃん距離近くない?」

「いえ、適正距離です♡」

「あの~当たってるのですが・・・」

「リョウくん、当てているのですよ♡このままお部屋に行きましょうか?」

「待って!このままじゃマズイでしょ、ほらヨシナリさんも家にいるんでしょ!」

「かまいません♡」

「かまって!」

「些細な事ですよ。」


「姫様、若様、お客様が来られております。」

「梶原さん、助かったよ!お客って誰?」

「レオンさまがお越しです。」

「わかった、通してもらえる。」

「かしこまりました。」

まだ解決しなければならない問題があった・・・

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