第157話 ミズホが帰ったあと

ミズホが帰った後、アカリとミチは男の子達に伝えると・・・

「ふーん、帰ったんだ、挨拶も無しに?」

「なんか実家から連絡があって、急用だって・・・」

「まあいいか、じゃあ今日はここまでだな。」

「は、はい、すみません。」

「別に謝る事はないよ、またの機会に。」

コウイチは男達を連れて帰っていった。


「ふざけてるな、あの女!」

アカリとミチが見えない場所に来ると急にコウイチは荒れだした。

「コウイチ落ち着けよ。自宅からの急用なんだろ仕方ないじゃないか。」

「それでもだ、この僕が相手をしてやってるんだぞ!この源コウイチが!」

「まあまあ、次の機会があるって。」

「くそっ!押さえていたホテルも台無しじゃないか。」

「落ち着けって、ホテルぐらいお前からしたらたいしたことないだろ。それより良かったのかあの子達あのまま放置して、印象悪いだろ?」

「なんだ、ヨシトあんなのが好みなのか?それなら好きにしろよ。ホテルも使っていいぞ。」

「ホテルはいらないが送るぐらいはしておくよ。」

「好きにしろ!」

ヨシトはコウイチと別れ二人の元に向かう。

ヨシトが離れたあと

「コウイチさんいいんですか?ヨシトを自由にさして。」

「うん?なんだマサトは不満なのか?」

「いえ、最近コウイチさんに逆らう事が多くないですか?」

「まあ、多少増えてるな、それでもだ、アイツは先祖からうちの家に仕えているヤツだからな、大事にしておかないと親父が怖い。」

「しかし、ですね。ここはガツンとどっちが主従かわからしたほうが・・・」

「それもそうだな、何か考えておくか・・・」


コウイチとマサトが話している中、

「よかった、まだいた。」

「あれ?ヨシトさん帰ったんじゃ?」

「いや、あのまま放置なんてダメだろ、コウイチに言って送らせてもらう事にしたよ。」

「いいんですか?」

「ああ、俺達が誘ったんだからこれぐらいはさしてくれ、あとコウイチの態度はゴメンな、わかっているとは思うけどコウイチはミズホさんの事が好きなんだよ。それであんな態度をとってしまったんだ。」

「わかってますあれだけ露骨にされるとねぇ、ただ、、ミズホは好きな人がいるらしくて・・・今日は私達が無理矢理連れ出したんです。」

「そうなのか?・・・コウイチがおかしな事をしなければいいが・・・」

ヨシトはコウイチを心配していた。

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