幼馴染は、分け合いたい(弁当)

 屋上に着き。そこで弁当を広げみんなと食べ始めた。


「今日ウッチーのために、みさっちがお弁当作ってきたんだよ」


 ミサミは、慌てて梅の口を押さえる。


「すさみくん、お弁当持ってきてるみたいだから、いいよ」

 悲しそうな顔してる。


「ありがとう、いただくよ 少し足りないと思ってたんだ」

 作ってくれた、弁当を取りバクバクと食べていく


「うさぎは、相変わらずイケメンだな」


「うん、イケメンだめ 見た目は美少女だけどぉ・・」

 横でミサミがウンウンと頷いている。


「俺、男なんだけど・・みんな美少女とか言うけど 実際嫌なんだよね なんなんだろな見た目はある程度わかってるけどさ」


「おいおい、そんなこと言うなよ、お前は一種の秘宝だぜwww俺なんか、ごっついから、こんなに女子いるのに告白さえされたことないぜ、うさぎはラブレター一杯もらってるじゃん いいな」


 うんざりした顔で


「男からばっかりだけどな、ミサミさんの弁当うまいよ!彼氏ができたら喜ぶよ」


「ありがとう、うれしいです」


「でしょ!みさっち朝早くから、つくったんだよ」


「キャーそれは、秘密だって」


 顔を紅く染めていた。


「なんで作ってくれたの?」


「ほら、修学旅行のグループ分けで、あぶれているところメンバーに入れてくれたり困ったときに、いつも助けてくれてたから・・・いつかお礼したいと思ってたの、いつもありがとう」


「いや、いいんだよ当たり前のことしただけだよ、気にするな」


 ジーと俺の弁当眺める、剛は


「その弁当 ウサギの弁当母ちゃんが作ってくれたのか?いいな、料理うまいからな、うちの母ちゃん料理下手だから、いつもパンか学食だからな」


「これか?俺が作った」


「「「えっ」」」


「えっ?」


 えっ?てなによ!あたりまえだろ、料理くらい作るの。


「彼女にふさわしい男になるため料理も覚えてんだよ!料理面白いぞ、教えてやろうか?」

 顔をそむける・・・みんな


「その彼女って、なになに知りたーい」

 武田さんが、聞いてくる。


「うん、剛は知ってるけど小学校3年のころ、転校で別れた友達と約束したことを守るために、でも最近不安になるんだ‥‥自分がそこ迄至ってないから見つからないんじゃないのかなって」

 しゅんとして、弁当食べてる。


「そんなことないと思う!たぶん、その相手の子が自信がないんじゃないのかな?多分もう少ししたら現れるんじゃないかな?多分素敵になった宇佐美くんのために、自分を磨いてるんだよ!!絶対に!!!」

 声を荒げて、小谷さんが叫ぶ!!


「まぁまぁ そんなに熱くならないの。ほら、うさっちも、困ってるでしょ」


「うん、ごめんね」


「いや、ありがと!励ましてくれてるんだよね。うれしいよ」


 うつむいている、小谷さんにお礼と、頭をなでる。


「あっ!ごめん、俺もそうだけど結構頭触られるの嫌なんだよね。ごめんね!つい、自分がされるから・・・ついつい」


「いやじゃないよ・・・」


 小さい声で・・聞こえないくらいの・・・・でも聞こえたからドキッとしてしまった。


 予鈴が鳴る。


「そろそろ昼休憩が終わりそうだな!なら、また明日昼このメンバーで飯食おうぜ!」


「いいけど、二人はいいのかな?」


「いいよ、たのしみ」


「うんうん」


「よし、カギ閉めるぞ!」


 俺の後ろで、剛と梅がアイコンタクトして「うまくいったぜ!」SNS送りあっていたのだった。







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