幼馴染は、お近づきになりたい

 小谷ミサミは、悩んでいる・・・


 今日、うさちゃんにぶつかってお姫様抱っこされて一日中ドキドキが止まらなかった。

 姿かたちを、変装し幼馴染に気づいてもらえず・・・いえ、これで気づいてもらえるというのは、都合が良すぎではないか?


 ラブコメでもない限り、気づかれないだろう。


 数少ない友人の【武田 梅】 名前がコンプレックスだけど、とてもかわいい子。


 私と違って、とても明るい女の子例えるなら陽キャの部類だろう。


「みさっち!もう、言っちゃいなよ!探してくれてるんでしょ?うちら、もう高校三年だよ、時間もないんだよ卒業したら会えるかわからないんだよ」


 唯一この事情を知っている、ただ一人の友達だ、いつも相談に乗ってもらってるけど、平行線でもしっかり答えてくれて、親友だと思ってる。でも、最後のチャンスだと思い今日は、きつめに言われていた・・・言ってくれてる。


「うん、私も頑張る行き成り私が、小学校三年で、引っ越したミィですとは、言えない。その…勇気が出ない、明日から頑張ってみる!」


「その意気だよ!あした、昼に行くから、ウッチーとお昼ご飯食べようよ、そこは私が誘うからさ 明日、ウッチーのお弁当作ってきなよ!まずは、一歩からだよヒャッハー!あした楽しみだよ!!気が変わる前に、電話切るよ なら明日~ばいちゃ」


「お休み、また明日」


 朝早起きする為に、早めに寝た。


 次の昼休み


「うさぎ~飯食おうぜ」

 剛が、総菜パン5個持って歩いてくる。その後ろには、武田さんと小谷さんがいた。


「いいぞ、みんなで食べるのか?」

 武田さんは、にこにこしながら


「うん、たまには男の子と食べてみたいなと思って剛に頼んだんだ・・・いやかな?」


「いいぜ、今日おれ弁当作ってきたんだ、屋上で食べないか?」


「いいね、時間もないから早速行こう、でも屋上鍵しまってるんじゃないの?」

 三人とも、不思議そうに言ってくる。


「おれ、ファンクラブあるじゃん、だから一人になりたいときとか屋上行くんだ眺めもいいから、ばあちゃんに頼んで鍵もらってるんだ」


「出たよ、コネ入学かw」


「ははは!俺より成績良くなったら,言えよな まぁ無理だろうけどな にゃはは」


「たしかに、あの成績に運動神経は文句がつけようがないからね ウッチーは、この学園のアイドルの一人でもあるからね」


 武田さんに、ぎゅっと抱きしめられる。横で、小谷さんがアワアワしながら見ている うん、程よい大きさの胸やわらかい。


「プラムちゃん、そろそろ離れて」

 どうも、梅と言う名前は、苦手らしく英語のほうで呼んでもらってる。らしい・・

 それはそれで、恥ずかしいような。


「どうも、小谷ミサミです」

 うん知ってる。


「同じクラスじゃん、知らないわけないじゃん どうしたのそんなにかしこまって?気楽にいこうよ」


 小さくうなずくと、俺の横に立つ頬っぺたが紅いよ?風邪かな


「それじゃ、いこうか」


 お昼ごはん食べに、屋上に行くのだった。



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