小谷ミサミは、幼馴染と話したい!

 私には、小学校三年生に転校で離れ離れになった、幼馴染がいる。


 私は一般的に小さくて引っ込み思案で友達がいなかった。小学校一年生のころに、近所に住んでいる。男の子と友達になった、その子は明るく元気を分けてくれる存在だった。

 彼と遊ぶ内に徐々に私も明るくなっていき、二年生後半には学校でもだいぶ友達ができた、幼いながら好意を抱いていた。ほのかな気持ちだったけど・・・


 このまま幸せな時間が、進むのかと思えば母の地元に引っ越すことになった、離婚したわけではない、父の海外転勤で近かったためだ。


 それからは、最悪だった日本人とのハーフで見た目はアメリカ人でも、生まれも育ちも日本 心は日本人なのだ。


 英語もしゃべれないことで、いじられて少しずつ・・・いじめに発展し、男の子に襲われそうになったり、外国で怖い思いをし、だんだん昔の自分に戻っていく。


 親が心配し中学に上がるときには、日本に帰ることになった、心配してくれた母と二人で元の家に戻ったのだけど、幼馴染の、うさちゃんに会いに行ったけど、声をかけることができなかった。心がブレーキをかけてしまって足が進まなかった。


 久しぶり見る、うさちゃんは、とっても可愛かった!ぎゅっと抱きしめてキスしたかった。

 ホントに、男の子?と思うくらいに、どっちかと言えば【男の娘】


 お母さんを、通して、うさちゃんの情報を聞いていた。成績優秀・運動神経抜群・ファンクラブまであるくらいの人気者だ。


 でも、びっくりしたことに私を探していると・・でも、海外で受けたいじめのせいで目立たないように髪を黒く染めて、カラコンを付けて目の色を変えてすごしだした。


 そのせいで、うさちゃんは私を見つけられない、そのほかにも体系が昔とだいぶ違う、身長が180センチ近く伸び、恥ずかしいことにいろんな所が成長してしまった。


 小学校の頃は、小さいあたしがここ迄大きくなってしまった。


 そりゃ気づかないよね。そして日本の高校に入ったら、目の前に、うさちゃんがいるではないか、神様に感謝した!会って話したかった幼馴染がこんなに近くに入る、でも話せないし気づいてもらえない。優しい彼は、それでも普通に話してくれる。


 高校1年から、一緒のクラスで修学旅行も、同じ班になったけど言えなかった。


『わたし小学校三年まで、遊んでたミィだよ』と簡単な言葉が・・


 今の私の姿見て、嫌われたくない、気落ちされたくないと、うさちゃんは、あんなに可愛くかっこよくなったのに私は、暗い女・・そう陰キャと呼ばれる部類に入るんじゃないんだろうか?


 そんな、あたしにも気兼ねなく優しい彼が、さらに好きになった。

 

 帰り道、ナンパされて困ってた時に、助けてくれたり、体育で足をくじいたときにお姫様抱っこしてくれたり。


 何故、そこまでしてくれるのか聞いたときに


「昔好きな子と会うときに、ふさわしい男になるため鍛えてるんだ!」

 ドキッとした、でも自分を変えられないままきた。


 でも、探してくれく彼に、見つけてほしい気持ちを年々増加しながらとうとう三年生になってしまった。


 今年こそは、わたしもがんばらってアピールしたい・・・と思う。


 まずは、お話しできるように・・

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