第3話 はちかつぎひめ
世の中はおぞましいもので出来ている
優しいママは 私の目を覆う
世の中は
世界は希望に満ち溢れている
そうささやいたキツネ くすくす笑う
何もないヒースの丘 一人置いてきぼり
背筋を走る冷たい風 私の心を蝕む
偶然? …… いいえ きっと必然
そっと そっと どこからか 甘い桃の香り
恐る恐る私は顔を上げる
初めて見た空は青くて
初めて聞いた音は軽やかで
――――こんな世界も悪くないとおもう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます