第5話新規にMS部隊が設立し私は新型機材を受領する
「アストナージさんよ。どうかな」
「どうもこうも。こりゃあ相当なものだぞ。関節系や油圧系はオーバーホール確定だぜ。電装系もジェネレーターもだな。まあ、第一線であれだけの活躍をしていりゃあな。まあ、補充で新古品のザク3が3機と予備パーツで10機分補充されたがな。まあ、操縦系統は基本的には共通だから良いがな。どうするそれに乗り換えるか」
「ん~。それも悪くはないわね。でも、今の機体も気に入ってるのよね」
「そうか。まあ、フレームも逝っている可能性があるから個人的には乗り換えたほうが良いがな。こいつはパーツ鳥になるがな」
「そうか~」
私が整備班長のアストナージ氏と会話していると隊長が呼んでいるとのことで私は後を整備班に頼んで私はピストへと向かった。
「嵐。入ります」
「おお。入れ。実はな。お前は転属いや。違うな。新規のMS小隊を編成することになったそこでお前が隊長として活動してもらうことになった。何か質問は」
「そうですか。ではいくつか質問ですが。その小隊のメンバーはだれですかそしてその機材は。私の方はもう酷使がひどくもう使い物になりませんぜ」
と質問すると中隊長は言う。
「問題ない。どうやら欧州のブッソコンツェルンが次期主力MSのコンペに参加するらしくてな。その実験試作機をこの部隊に配備する予定だそうだ。で、パイロットだがこいつらだ。紹介しろ」
「マリーオーウェル曹長ですわ」
「アンジードライシン軍曹であります」
「オシーフィリップ軍曹だ」
「瑞雲嵐上等兵であります。この部隊唯一のMSパイロットです。失礼ですが貴方方は実戦経験はどのくらいで」
と私が質問すると隊長格のマリーが言う「生憎とありませんわね。わたくしたちは」
「そうですか。ではあなた方の機材というのを見せてもらいましょうかね」
「ええ。ハンガーにすでに搬入されてますわ」
「そう。遅れたけれどようこそ強襲揚陸艦”ガンビアベイ”へ。まあ、ここはいわば掃きだめ、脛に傷持ちの連中があつまる荒くれものの集団さ。あと、ここでは戦果を挙げた奴が良い待遇を得られる。階級は関係なしの場所だ。まあ、ここでいい暮らしをしたければ生き延びて戦果をあげることだね」
そして私はハンガーに案内するとそこには貴族的趣味丸出しのMSが3機ならんでいた。どうやら高さは今までのMSよりも小型化されているようね。
で、私は質問する。
「これがあなた方が乗る予定のMSですか」
「そうですわ。ブッソコンツェルンが総力を挙げて建造したベルガギロスとエビルSですわ。どちらも小型、軽量化により同出力のエンジンならば小型のほうが機動力が増すという発想のもとに開発されたMSですわ。エンジンの方も新型の小型高出力ジェネレーターが搭載されておりますわ。ですが問題はベルガギロスは機動力が強すぎてかなりのじゃじゃ馬というところですわね」
それを聞いて私は言う。
「そう。それじゃああたしにこれを試させてもらっていいかしら」
その問いにアンジーが抗議する。
「な。貴様兵隊の癖に指揮官機を乗るだと」
とアンジーの抗議にオシーが言う。
「やれやれ。だから幼年組はこれだからなぁ。少なくても今のマリー様ではベルガギロスの性能に振り回されている。それを知らないアンジー。君ではなかろう。ならば伝説のエース様に乗ってもらってそれで無様に気絶するならそれでだろうよ」
「むう。君もなかなか策士だな」
そんな取り巻きの言葉を横目で聞きながら私は言う。
「なるほど。でも、今の状況ではまともに戦えず貴重な試作機は異星でスクラップになるのがオチだよ。そして君たちはそのコックピットで挽肉よりもひどい状況となる未来が見えそうだね。とりあえず一度乗ってみないとね」
その言葉にマリーは言う。
「確かにそうね。では見させてもらいますかエース様のお手並みを」
「了解した」
そして私はすぐさま実戦用バトルドレスを装備しそしてマリーの機体のコックピットに乗り込むそして操縦席を一通り確認。どうやらコックピットの艤装関連は国際規格で作られていたようで今まで乗っていた機体と大して変わらないことを確認。
そしてシステムチェックと通常のMSの始動手順をよどみなくこなしジェネレーターを始動させ整備班に機体の固定具を外すように指示そして発艦用カタパルトに機体を載せてそして発艦。
そして船外に出た私は機体の適性をつかむべく各種の機動操作を行うと操縦性はとても反応が早く思っていたほど操縦性は素直に感じられたね。今までの機材に比べてとても反応がとてもよかったので私は全力テストを開始する。するとものすごいGに晒されたけれどそれでも操作できないほどではなかったわね。そして着艦し機体から降りた私は言う。
「これはすごい機体だな。反応速度もとてもよくフレーム剛性もとても高いこれはいい機材だよ。ただ、乗り手を選ぶね。少なくても私は気に入ったよ。問題はこれを運用するとしたらスペアパーツなどのルートの確保だよなぁ」と私が言うと佐藤中隊長が言う。
「それなら問題ない。その辺はわしが何とかするさ。確かカロッゾ・ロナ大佐だったな」
「そうです。彼がこの機材の指揮をとってました」
「やっぱりな。奴は貴族的な思想をもっていたからな。まあ、貴族的な発想だがそれに付随する義務を果たす奴だったのでな。意外と馬が合ったのだ。まあ、その辺はどうにでもなる」
といって隊長は専用回線でいろいろとやっていたようね。まあ、このままではコンペに落ちるぜ。結果的に戦果と実績を上げれば審査に残るはずだそれが一般兵用なのかエース専用や偵察運用になるかどうかわからんが量産になれば君の所もメンツが立つはずだだから運用するのにその機材の整備部品をこちらによこせ。なに?パイロットがどんな奴だってか。”豪華絢爛たる死の舞踏の舞手”では役不足なのか。判ればいいのだ多分お前がよこしたパイロットではその機材の性能を生かせずだぜ。まあ、いい約束は守れよ」
という感じで会話が終わったわね。で、マリー曹長は言う。
「どうやら私はあなたにこの機材を引き渡すことに異議はありませんわ。ですが私は機体なしになりますわねぇ」
その問いに私は言う。
「補給でノーマルのザク3が入ってきたからそれに乗ればいい。ついでに以前私が使っていた武装だけど良かったら使うといい」
「どのような武装ですの」
「ん。コンペで落ちた試作のメガバズーカランチャーとビームマシンガンを使って大型バグを殺しまくった。メガバズーカランチャーで敵のコロニーの壁をぶち抜いたりする装弾は3発だけ撃ち切ったら再チャージに10分は動けなく代物だからなまあ、奇襲や大物を狙ってその後は腰に戻してその後はビームマシンガンで敵打ち合え。あとはビームサーベルでル級などの首を切り落とすのもありだな。まあ、工兵の技だけど作業用スコップも使いようによっては武器になるぜ特にコロニー内部ではな」
「そうですか。私はあなたに従いますわよ~」
とマリーが言うと他の二人が納得いかないようであった。
「隊長。あたしたちは納得がいかないぜ」
「同じくです。我々も訓練を積んだ人材ですよ」
その様子を見て私は呆れて言う。
「君たちは何処で訓練したのだ」
「地球の訓練機で訓練した。あとタイタンでも訓練したが」
「そうか~。要するに実戦処女ってやつか。まあ、良い。それじゃああたしがこの作業用のザクで戦うからあんたらはそのエビルSで戦うといい」
「判りましたわ」
まあ、そして模擬戦闘が行われたわけだが結果は私が勝ったわね。
で、私は言う。
「地球ではバグはのろまで愚かという風になっているが、実際のバグはとても狡猾で知恵が回る連中だ。なめてかかれば一日であんたらはミンチになるということを教えたかった」
そして二人は素直に負けを認めたようだ。そしてあたしを姉御扱いするようになったわね。
そして私は彼女たちから機体の武装についていろいろと説明を受けたわね。
「このウェズバーというやつはどのような代物なのだ」
「これですか。これはビームの速度を可変して貫通力を上げたり破壊力を増したりする攻撃用兵器ですわ。まあ、この新型ニュートリノドライブエンジンの御蔭で実用化できた代物です。あ、エンジンをふかしたときに後方の光がでますがその間を通れば電子機器はすべて御釈迦になる電磁パルスが発生しており光に触れればビームサーベルと同じ威力があると思ってくださいませ」
「判った。あとはビームシールドとショットランサーか後はビームライフルとサーベルという装備だな。このビームシールドとは」
「これですかこれはビーム粒子をシールド状に展開することで敵のビームや実体弾を防げますわ」
「そうかこれが実用化されるといいな」というとマリーは言う。
「実はベルガギロスはワンオフともいえる機体ですわね。もし量産されるとなればディチューンされるとおもいますわね。それでもエース専用か特殊部隊などの少数運用ですわね。あとこのエビルSですがいわば強行偵察から通常戦闘をこなす万能機ともいえますわ武装はライフル、サーベル、パイルバンカー、グレネード、ビームシールドですわ」
「そう。それじゃあマリー様はどれに乗ります」
「そうね。じゃああたしはこのザク3に乗りますわ。後方から支援砲撃ないしは掩護に徹することにしますわね」
「そうか。じゃあオシーさん。は私についてきてくれるかな」
「む。判った。あそこまでコテンコテンに伸されたらな従おう」
という感じで私が新たなMS隊の隊長になったわね。
そしてその後補給担当のマッコイ爺さんと面通ししたり風呂がないことに驚いたりしていたようね。まあ、この船オンボロなうえに節水で風呂どころかシャワーすら制限されている状況だしね。まあ、ATやMSの冷却、洗浄のオコボレで体洗うと聞いておどろいていたりだな。
まあ、マッコイ爺さんに頼めば銭さえあれば石鹸だろうが香油だろうがMSの武装、機体も調達可能と聞いた時の驚きはすごかったことをここに記す。
まあ、のちに有名になるマリオネット隊の始まりであったりする
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