第4話戦果を確実に上げて火消し部隊として活躍する
むう。今のアサルト一丁じゃあどうにもならないなぁ。爆薬梱包も結構派手に使うけれどあまり無茶はだしなぁ。そういえば補給担当のマッコイに頼めば大概のものは手に入るとか言っていたわね。じゃあ善は急げということになるね。
そんな感じであたしは補給担当のマッコイ爺さんを訪ねた。
「ここがマッコイ商会でいいのだよね」
「おうよ。嬢ちゃんは確か新兵の嵐だったな」
「そうだよ。で、ここに頼ればどんな武装などもあると聞いてね」
「ああ。間違いないぜ。その代わり値は張るがな」
「そう。とりあえずMSの武器の目録あるかしら」
「ああ。これじゃな」
そして私は彼からタブレット端末を受け取り武器の目録を見て驚く
「爺さん。このメガバズーカランチャーやビームマシンガンっていったいどこから調達してきたのまさか横流しとか」
「人聞きの悪いこと言うな。メガバスーカランチャーはテスト段階でチャージに時間がかかるという理由で実践配備されず倉庫に転がっていたやつだ。マシンガンも同様だ。ほかにもバトルドレスやジャイアンントバズーカなどもあるぞ」
「なるほどね。あら。アーリーフォックスがあるじゃあないのこれをもらおうかね。確か戦車兵も使えるはず」
「ああ。大丈夫だ。ところでMSの武装は何か気に入ったのがあったかね」
「そうね。このメガバズーカはどれくらいの威力があるのかしら」
「そうだな。ある程度の大気の状況でも距離5000でもヲ級空中要塞型やタ級バグを撃破可能な威力を持つがエネルギーパックに装備されているエネルギーで3発がやっとだな。で撃ち切ったばあい再チャージに10分かかる代物だぞい」
「そう。あとこのビームマシンガンはどんなのかしら」
「ああ。コンペティションで落選したゲルググの武装でな。装弾エネルギーがカートリッジ交換可能なタイプだ。通常のフルオートで50発強力モードで30発発射可能じゃよ。どうだい」
「いいねえ。爺さんそれじゃああたしのターゲットカードから引いといてくれるかしら。あとバトルドレスの武装もいくつか欲しいけれど目録あるかしら」
「いいぜ。これだ」
といって私はリボルバータイプのマグナム一丁とライアットガン一丁。それにロケットパックと近接戦のカトラスを一振りも彼に依頼したわね。
「しかし嬢ちゃんがこんな戦場に来るとはなぁ。孫とにたような年齢のこどもをみるとはなぁ」
「なに?爺さん家族がいるの?いるならなぜこのような場所に」
私の質問に爺さんは答える。
「ああ。いるぞ。もっとも五体満足じゃあなくて手足が吹っ飛んじまったがな。孫もいる。そしてここに来た理由じゃがわしは元はバトリングの胴元をしておったんじゃ。まあ、軍需物資の商売もしていたがな。で、軍警察に見つかって処刑されるところを司法取引というやつでこの部隊に配属じゃよ。ところで嵐よ金がちと足りんようだな」
「あらま。そうか~。じゃあメガバズーカランチャーはやめておこうかしら。まあ、実戦でつかえるかどうかわからん代物だしねぇ」
とあたしがそれなりに言うと爺さんは言う。
「やれやれ。いいぜ。MSの武装の方は少しおまけしよう。しかしおぬしもなかなか悪じゃのう」
「まあ。あたしもゴミみたいなスラムで育ったからね。それよりも爺さんあたしの体をネタにはしなかったようだけど。大体の男はみな私の体を欲しがったけれどねぇ」
「なんじゃそれか。あんたはなかなかいい体なのじゃが生憎わしの主砲はもはや役立たずでなぁ。それでじゃ」
「なんだ。つまりハメマラの目と歯は頑丈だけどマラが逝っちゃったわけね」
「そうじゃまあ、あんたのカードの金全額もらったからな。あんたの誠意は通じるわい。ま、せいぜい生き延びるんじゃぞ~。あと必要な資材や機材があったらまた来いよ~」
そんな感じであたしはMSの装備を拡充し次の戦にそなえたわね。そして新たな装備を装着した私は最初にメガバスーカランチャーによる精密射撃でコロニーに大穴あけてそこから浮遊要塞型のヲ級を最優先で撃ち。玉切れを起こした後は腰のラックに装備しなおし左手にビームマシンガン片手に敵バグを次々と屠っていったわね。
まあ、その結果一回の出撃で平均80体前後のバグを撃破しそのうち大型クラスが9割という成績をあげていたわね。あと他にも敵コロニーを調べた結果MSでも突入可能な場所があることを見つけたことも大きかったかしらね。
そんな感じで私たちの部隊は戦線の火消し役としてカイパーベルト、カロン、冥王星、天王星、海王星戦線で火消しとしておおたちまわりしていたわね。
まあ、あたし自身軍務についてから木星よりも内側に戻ったことはないわね。
まあ、今の木星圏はエネルギー供給と各種衛星の資源採掘で大いににぎわっているしね。アステロイドベルト地帯も同様ときいたけれど私は何というべきなのか戦場でしかいきれない女なのかもね。まあ、入隊してすでに4期8年勤め上げたけれどいまだに二等兵だしね。
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