第10話 極魔新入生武道会4
俺の試合が終わった十分後に準決勝が始まった、
「とうとうここまで来たぁー!準決勝の対戦カードはこれだ!一回戦からの快進撃は未だに終わりが見えないオウマ!対して槍仙の弟子であるスケイル=スルド!」
「こんにちは」
「こんにちは」
「では対戦テーマをくじ引きで決めます」
そう言い司会が箱の中に手を突っ込み、引いたカードは、
「テーマは槍術です」
「マジかよさっきから俺くじ運なさすぎね!?」
「お疲さま」
クッ!女性で可愛いけど顔が無表情すて怖い、
「準決勝!オウマVSスケイル!はじめ!」
「槍仙流 一の槍・雷
スゥ、ツー、
「は?」
いつの間に、頬に傷ができたんだ?気づかなかった、
「槍仙流 三の槍・水
そう彼女が言うと槍は流水のようにしなやかに俺の体に傷つける、いくら止めようと止められない。まるで自然の理のごとく、
「仕方ないか」
<魔法コマンド…特殊封印魔法>
<魔法名…
<魔法効果…第一安全装置を外すこれにより本来のステータスの十分の一の力が解放される>
「ここからちょっと本気で」
「な、に、この威圧感!本当にあなたの魔力なの!?ここまで濃い魔力は初めて見たわ」
無表情だったのに急に表情変えてきたな、
「俺も初めて外すよ、十個あるうちの一つを」
「ここまで強くて一つなの!?」
「今度はこっちの番、ゼノーク流総合武術・槍
風の属性の魔力で作られた龍を槍に纏う、それは龍のように力強くしかしその中にはしなやかさがある、槍が当たりそうになったら槍を抉るように回す、風の回り方の逆に回すことによって殺傷能力を上げる、
「クッ!」
「どうだ?俺の槍さばきは?」
「すごいわね――でも私には届かない!全力じゃないのは自分だけだと思った?残念私も能力を隠しているのよ!」
<魔法コマンド…特殊封印魔法>
<魔法名…槍仙覚醒>
<魔法効果…槍仙の力を持っている者が使用できる技、槍仙本来の力を強制的に解放させる>
「槍仙流 八の槍・化身
急に槍が二本になった!?――上!
「クッ!」
良し何とかって今度は下!?クソッ!行動が読めない!きついな紙一重でしか避けれない、でもこっちも読めない攻撃はできるんだよ!
「ゼノーク流総合武術
どうだこれは!おじさんの千鳥足からとった技だ、足の動きを軽やかにし、変幻自在の攻撃を繰り出す、槍の先端がぶつかり甲高い音が会場に響く、その音は、攻防を繰り返すた度高くなっていく、
「槍仙流 十の槍・炎
何!?また攻撃力が上がった!?あの技か多分だがあの技は攻撃が当たる度に攻撃力が増している、
「ゼノーク流総合武術・槍
槍の刃の部分に空気で出来た境界を作り相手の攻撃を攻撃力無視で防御できる、
「そんな、攻撃力が上がらなくなったですって!?」
「残念、技の多さは負ける気がしないんでね!」
これもゼノークのおかげなんだけどね、
「認めるはあなたは強い、でも私には槍仙の弟子っていうプライドがあるのよ!槍仙流 奥義の槍・
「まぶっ!」
グッ!
「グ、ウ、ウェェ!」
光ったと思ったら思いっきり腹を突かれていた、
「どう私の槍は?」
「血反吐はいちったじゃねえかよ、でも全力を出してくれたんだこちらも今出せる全力の一撃を見せてあげるよ」
「ゼノーク流総合武術・槍 奥義の槍・
「何よこれ!?」
「おい、どうしたんだ!?」
「スケイルの様子がおかしいぞ!?」
「何をしたんだ!?」
この魔法は俺の魔力、威圧全てを槍に伝えて相手にぶつけ相手を自分の領域に入れる、この領域の事を
「まだ、
「まだあるの!?」
「喰らえ!月魔狼」
そこから、狼の牙の如くに無数の突きを繰り出す、
「いやーーー!」
「
こうして俺の魔異域が閉じ現実世界に意識が戻ってきた、
「私の負けよ、認めるわ」
「それはありがたい」
「勝者!オウマ!」
「「「おおおおお!」」」
「次は決勝か」
「あなた凄いわね誰に教わったの?」
「それは言えないな。こちらにも事情があるからな」
「まあ、あなたほど強いと秘密の一つや二つあるわよね、分かったわこれからは聞かないは」
「そうしてもらえるとありがたい。それと二回目だけど奥で睨んでるおじさんいるよ?」
「二回目ってことは――し、師匠!?」
「ふぉふぉ、いい戦いじゃったな、だがわし等の教訓は?」
「負けたら、勝てるように努力をする」
「その通りじゃつまりまた修業じゃ」
「嫌だわ!したくない!」
「駄目だわい」
「いーやーだーー!」
「これまでわしから逃げれたことあったかのう?」
結果:この師弟も師匠の勝ち、
「本当にこの学校凄いないろんな人がいるな」
こうして俺は、キリエの試合を見に行くのであった。
第10話終了
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