第5話 町で英雄になってしまった
魔物を使って魔法やスキルを試しまくった結果森が半壊仕掛けた魔物も10分で1000体倒したのだ。レベルも今じゃ250でステータスは平均35000を超え魔力に関しては12500に成った流石に1000体も倒せばこうなるだろう。
ん?索敵に何か掛かった、大きさ的に人間ぽいな、
「皆さんこちらです!今こちら……え?魔物は?何故君の周りに魔物の死骸が沢山転がっているんだ?」
「えーと、俺が倒したからです」
「………は?」
皆、理解不能見たいな顔を向けてくる、まぁそうだろうな一人の少年が1000体もの魔物を倒したんだからな、はぁまた変な目で目られるのかな?
「「うぉーーー!」」
「え?」
急に叫びだしたと思ったら胴上げをされ、「「英雄だー!この町を守ってくれた英雄だぁー!」」と叫ばれすごく恥ずかしいだが気分は悪くない、
その後胴上げされ何もできず町に連れてかれ町でも英雄の誕生祭なんて言いだしたもんだから恥ずか死するかと思った、
「これは王都に報告せねばな!」
それだけはまずい俺のクラスメイトのその後の行動を俺は知っていた、自分たちだけ王都に行き自らを勇者と言い王様や王女、国の重鎮たちに気に入られ今は王城で華やかな生活をしているらしい、つまり王都に報告されれば俺の存在があいつ等にバレる、それだけは何としても回避せねば、
「いえ気持ちだけでいいので俺はこれで」
と言ったら町長らしき人が来て、
「何言ってんだ、お前さんがこの町を守ってくれたのは紛れもない真実だ。命の恩人に礼もしないなんて礼儀知らずにもほどがある」
なんて言ってくれた、俺は嬉しくなった、こんな事を言われるの何時ぶりだろう?
「じゃあお言葉に甘えて」
「そう来なくちゃな!」
「あとこの件は王都に黙っててくれますか?」
「まあお前さんの強さは異常だからな何か事情があってもおかしくない……分かった!町長グセル=ウインターの名に誓ってお前さんのことは言わんでおく」
「ありがとうございます」
その夜は楽しかった、皆おいしい料理を持ってきてくれて、おいしいお酒を飲んだ、(※この物語はフィクションです、月下は特別な能力の元お酒を飲んでいます)
「う、うーん、イタッ!」
あ、頭が痛い、えーと昨日は……ダメだ酒を飲んだあたりからは記憶があいまいだ、てゆうか俺なんで道端で寝てんだ?
「起きましたか?」
おもむろに声を掛けられた、その声の正体は…誰だ?
「おっと、失礼しました。私は極魔学院教師特にスカウトをメインにしている者です、名をガイザル=クーレターです。手短に伝えます、月下王魔様、我らが学院、極魔学院に入学いたしませんか?」
え?入っていいの?てゆうか入ってメリットはあるのか?
「ありますよ」
!今この人?俺の心の中を読み取ったのか?
「はい、私は精神魔法の使い手なのである程度の者の心なら手を取るようにわかります。でメリットですが入学していただければ学院が全面的にあなたを保護いたします、もしこの国があなたを奪おうとしたら力づくでもあなたをお守りいたします、それがあの方の考えなのです」
う~ん、話は悪くないてゆうか俺にとってはいい話だ、これでしばらくは安全に暮らせるなら答えは一つだ、
「はい入がっ「かしこまりました」
・・・・・・。
そうだった、人の心が読めるんでした、
「では行きましょう、学院長がお呼びです」
「は、はい」
<魔法コマンド…複数空間魔法>
<魔法名…集団テレポート>
<魔法効果…今いる場所から自分+何人または物体を一度行ったことのある場所に移動させる>
こうして俺は光の粒子に囲まれ着いた先は、高さ100mを優に超えているほどの巨大な壁に囲われた学院、極魔学院がそこにはあった。
第5話終了
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