ある日暴君に神託が下りた。この国の民を解放しなさい、と。その日まで好き勝手に生きてきた君主は己の生活を一変した。国庫を乱用するのも、気まぐれに人を痛めつけるのもやめ、研鑽を積んだ。そして運命的な朝、君主は大臣たちにこの国を民主主義にすると宣言した。大臣たちは怒り、君主を刺し殺した。


 一月三十日、お題「研鑽」。

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百四十字小説墓地 トポ @FakeTopology

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