第3話 誤字訂正されたら確認

こういうサイトになると、訂正厨っていますよね。どの作品、特にランキング100位内を日、週、月などどこでもいいので入っている作品には必ず誤字脱字報告をされる方がいます。


 この誤字脱字報告は作家からするとありがたいものです。書き上がりをいくらチェックしようとも、必ずと言っていいほど1000文字の中に1箇所はあったりします。

 無いほうが少ないのではないかというぐらい。そういった意味では複数の方が読まれて、その内の幾人かが見つけて報告し、より完成度の高い文章に仕上がっていくので、本当に報告してくれる方はありがたいものです。


 しかし、この誤字脱字報告だけを淡々とする方いますよね。

 たまにここの文章おかしいだろ、この前の話しから今の話つながらなくないか? などはスルー。

 誤字脱字はものすごくあげるのにそればかりて、そんなに誤字脱字気にする人が文章や文脈がおかしい事に気づかないわけなくないか? と思う事が多いです。


 たまに私がおかしいなと思う文脈、文章を指摘しようとコメント欄を開いて見ると誤字脱字はあるのに私が疑問に思った事と同じ内容がない場合なんてかなりの頻度であります。


 そしてそんな中たまにいるわけですよ。

 訂正になっておらず、正解を言えてない人。


 最近の例としてあげます。

 『いいように使う』という言葉ありましよね。扱き使う、利用する、とか言ったような意味で使う言葉。


 俺は上司にいいようにつかわれる。


 これを漢字で書いて『言いように』と書くわけですが、もちろん間違いです。そこで報告されるのは『言い様に』と訂正を書かれているわけですが、これは違います。もちろんこの言葉は存在します。

 では正しい漢字となると何か『良い様に』となります。

 しかし……残念なことにこれは無理やり漢字にしたらとなります。いわゆる当て字です。

 正しくは『いいように』と平仮名です。

 では『言い様』は何かといわれたら言い方とか、話してる様の事をさします。

 なので平仮名なら『いいようorいいざま』となります。


 お前のあいつの評価は本当に酷い言い様だな。


 みたいな例文でしょうかね?


 なので間違った訂正は作者への迷惑にしかなりません。私もおかしいなぁと思ったら先ず調べて、それからあっていたら報告するようにしてます。

 だから読者は調べて確認してからするべきです。

 私も誤字かな? と思っても調べると間違えてたものは結構あります。

 作者自信もされたら鵜呑みをせずに自信で調べましょう。


 あとは特殊なパターンもあります。『ひみつり』です。漢字で書くと『秘密裏、秘密裡』のどちらかになります。

 これも正しいのは『秘密裏』です。


 ただ『秘密裡』でも正解なのです。これはなぜかというと、裡というのが常用漢字ではなくなったからです。なので似たような意味になる裏という字になったわけです。

 なので、年寄り世代なんから秘密裡と書くかもしれません。


 国語、正しい日本語ということならば秘密裏の方を書いた方がいいですが、小説となると秘密裡など今では使われない漢字でかく作家がかなりいます。

 わざと当て字で書いたりして勝手に生み出したりもします。


 日本語って難しいですよね。このエッセイの中でも『例え』というのが『たとえ』が正しい事をみて探して下さい。


 作家も読者も、普段使わない漢字を使ったり見たら調べましょう。

 調べたら勉強になるので頭に残りやすいです。


 ほんと日本語って漢字に平仮名に文章と語源と言ったら言いのか……難しい言葉ですよね。日本語って……。

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