第12話 誤字脱字

誤字脱字って出ますよね。もうこれは文字を打ち込む、そして予測変換ができて便利になりすぎた弊害。なのであれこれ言っても仕方ない部分です。


 ですが仕方ないとは言え、それでも読んでもらいたい、読んで欲しいと願っている立場の作者は、極力というか無いようにしないといけない。


 しかし投稿前に読み返しているのか疑わしいぐらい、各話に4つ5つと誤字脱字がある作品もそれなりにあるのが現状です。そういった作品は、だいたいこれまで私がテーマにして語った問題を全部と言っていいほどやってます。

 中には読者の誰かが指摘したとしてもスルーが大半。逆ギレ、一応の返事はするが直すことをしない猛者もいます。


 誤字脱字というのは書籍されたものでも、たまに編集、校正であっても見逃してそのまま出版されてしまう事もあります。なので少しの間違いなら見逃してもいいと私は思ってもいます。ですがあまりにも多い、各話に1つどころではなく2つ3つとある作品はweb小説では珍しくもない。

 指摘され「すみません。ありがとうございます」という方はマシですが、たとえ直していてもかなりの頻度で繰り返している作品をみると……。


「この作者は見直しはしてないのだろう。作品に愛着も熱量もそこまでなくノリで書いてるのだろうか」と感じるのです。私は。


 私もこうして書いてますが何度か読み返しを必ずします。

 そして投稿するわけですが、投稿後も一読者として再度読みます。

 それでもなお誤字脱字を見つけ投稿した5分以内に再更新を毎回しているという情けない事をしています。


 小説というのは文字を『診て』読むわけですから、このように『見て』と『診て』だと読者としては間違った解釈で捉えます。そのような意図していない表現を伝えるのは文章を書くものとしては、とても容認できないもののはず。

 少なくとも私は読んでもらった人には『なるべく私と同じ。または近い感覚になって欲しい』と思い書いてますので誤字やおかしな文章は無くしたい気持ちがとても強い。だから誤字脱字には最新の注意、神経を使います。(最新の注意て意味かわるでしょ? 読み切ればわかるが一瞬違う意味に捉えた方はいるはず)。


 それすらないのなら稿と言いたい。少し過剰に過激に言ってますが本心です。その作品はこだわりも信念も読ませたい、書きたいという情熱も、その努力もないはずです。


 なぜなら誤字脱字は作者の注意力と直そうとする努力で限りなく無くせるからです。見直すだけで全く無くすことは無理でも限りなく0には出来る。それすら出来ないものが面白いわけがない。というのが私の持論です。これは他の事でも言えると思っているからです。だから少し過激な発言をしてしまってますが。


 構成力とか列挙した他の事はセンスが関係あったり、多少含まれたりしますが、誤字脱字だけは才能がある無し関係ない。

 ストーリーや文書を考えるのは大事ですが誤字脱字も無くすことはとても大事です。執筆をしている、考えている方は軽く考えたらだめですよ。



 とまぁ誤字脱字にも軽いものと重いものがありま。と『す』がないとかちょっとしたものなら可愛いもので許してしまう。と言ってる事違うじゃないかと思うでしょう。冒頭でいったようにどうしても紛れてしまう、やってしまうのです。

 どちらも本音です。軽いものは仕方ない。あっても許してあげましょう。許してあげてください。

 しかし、意味が変わる誤変換の似た漢字だとか、意味が変わる文章の誤字脱字だとかはダメです。


 面白い作品は読むのを熱中させるもの。醒めさせてはいけないと前述で言いました。軽いものなら見慣れてるのもあり、そこまでではないです。それが違う意味のものならば、それを誘引させます。内容が面白ければ面白いほど、そのがっかり感は強くなります。


 結論はやっぱり誤字脱字はない方が良い。ということです。作者は読者の立場にたって書く必要があるのです。


 お互い気をつけましょう。社会に出ても必須ですよ。少し過激な内容になりましたが、同じように思い共感し誤字脱字が少ない綺麗な文章が普通になって欲しいものです。

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