5つめ 弱い虫

 君との何気ない会話 それが楽しくて

 君への気持ちに蓋をする

 それが恋だと 認めたくなかった


 僕は弱い虫

 そばにいたくて 友達として君といる

 このままの距離が もどかしいのに

 言葉にできず時が過ぎる


 君との何気ない会話 その日は恋バナ

 好きな人いる?と聞いたら

 恥ずかしそうに 秘密と言ったんだ


 僕は悪い虫

 君が誰かに 恋してるのを知っている

 なのに僕は今 叶わないこと

 心の隅で願っている


 僕は弱い虫

 友達として 背中を押せず見つめてる

 なのに君は今 僕に向かって

 その言葉を口にしたんだ

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