第1話
第1話
さて、スキル確認をさっとしてしまおう。
ステータスのスキル欄はさわると説明を読めると学園の授業で習ったことを思い出しながらステータスを呼び出した。
名前:カイル
年齢:15歳
職業:Fランク冒険者
Lv6
HP:120(1000)
力:15(150)
頑強:14(130)
敏捷:17(120)
知力:11(100)
魔力:9(80)
気力:9(80)
契約獣
グラディオスドラゴンカイザー
固有スキル
【竜化】【竜言語魔法】【竜眼】【アイテムボックス】【才能】
スキル
【槍術】【身体強化】
称号
世界最高の万能者
まずは契約した魔物をタップすると
グラディオスドラゴンカイザー
ドラゴンの頂点にして最強の魔物
へぇ、最強かぁ。
確かにレベルアップ時の上昇値が異常に高いわけだ。そもそも首から下を全て持っていくくらいだからこのくらいは確かに欲しいよな。
普通多くても腕2本とからしいけどさすがに頭以外を持ってかれるとは思わないわ。
次にスキルか熟練度の確認もしないといけないから通常スキルも確認するがさきにやってしまった方がいいのか?
楽しみはあとからだよな?
と、いうことで熟練度の確認のために横スライドすると
【槍術】
熟練度15%
【身体強化】
熟練度10%
まぁ、こんなもんだよな。
熟練度は0~30%が初心者、31~60が中級者、61~90が上級者、91~100で達人となる。
噂ではそれ以上に上がることもあると聞いたことがあるけど真相は謎だ。
さて、お楽しみを確認するかな。
【竜化】
体を竜へと変化させる。変化できる時間と範囲、ステータスの上昇率は熟練度に依存する。
また、気力を消費する攻撃を放てる。
【竜言語魔法】
竜が使うありとあらゆる魔法のことで契約した竜がグラディオスドラゴンカイザーであるため全属性の魔法が使用できる。使用できる魔法の等級は熟練度に依存する。
【竜眼】
あらゆるも・の・を見抜く。熟練度はなし
【アイテムボックス】
生きているもの以外を入れることができ、中は時間停止だが任意で一部の物のみ時間を加速させることもできる。また、中に入れたものは任意で素材へと解体することもできる。収納方法は任意で決めることができる。
【才能】
成長に必要な経験値が半分になる。
うわー、なんか思ってたよりかなりスキルの内容が・・・
アイテムボックスは解体や収集がかなり楽になりそうだな。
あとは魔法は・・・ああ、そうか使える魔法は頭に浮かんでくるのか・・・
あとは、俺のがんばりしだいかな?
おっと、早めに学園にいって荷物を取ってこよう。
俺は宿を出て学園に向かい寮にある荷物をアイテムボックスへしまい、宿へと戻った。
「あ、お帰りカイルくん」
「ただいま!」
いやー美人のお帰りはうれしいなぁ。
そうだ、今のうちに装備も揃えたいからきいてみるかな?
王都にそれなりに長くいるけど、バイト忙しくて自分で武器を買いに行ったりせずいつも学園の貸し出しに頼っていたからなぁ・・・
「あの、ここらにオススメの武器と防具売ってるところありませんか?」
「それなら、お父さんの知り合いの鍛冶屋さんがあるからそこ紹介しますね。」
「お、ありがとうございます。」
そして、件の鍛冶屋へ向かい近くまで来たとき煙の出ている建物を見つけたのでたぶんあれが探している鍛冶屋だと判断して中へと入るとこにした。。
チリンチリン
と、扉についた鈴がなりカウンターのところに女の子が座っていた。
「こんにちはここは鍛冶屋さんですよね?
「はい、そうですよ?」
「良かった、無事につきました。実は豪腕の肉の宿でここ紹介してもらって来たのですが近くまで来たらとの建物かわからなくなったので」
「あら、そうだったの?そしたら、ちょっとサービスしてあげなきゃね?」
なんか、見た目が子供なんだけど話したら年上のお姉さんと話しているかのようだ。
「それは嬉しいです!」
「それで予算はいくらで何がほしいの?」
「槍と防具です。それと予算は槍が金貨20枚,防具が金貨30枚です。」
「そしたら、なんとか買えそうね。」
「良かった、買えなかったら諦めてたとこでした。」
「うふふ、そしたら槍はあのあたりが20枚前後で鎧はここにはおいていないから持ってくるわね。それじゃぁ、私は鎧を持ってくるから槍は選んでてね?」
「はい!」
「あ、そうだ。鎧は硬質レザータイプでいいわよね?」
「そうですね。あまり動きに支障が出るような全身鎧でなければ大丈夫です。」
「わかったゎ。」
そういうと、女の子?は奥へと入っていった。
「さて、選ぼうかな?」
俺は言われた区画の槍を物色していた。
さすがだなぁ。さっと見ただけでもかなり質がいいのかも?
んー、でも良し悪しがいまいち・・・
あ、そうだ竜眼使ってみよう!
目に集中して、気力とか魔力を集中させてみると不思議なことに最安値の区画は武器は黒っぽくなり、最高値の区画は光っていた。
そして、自分が選んでいた粗悪品ではないが初心者用の区画の物はやはり色が黒っぽいのだけど・・・
ん?なんか少し光が漏れているところが?
その明るい光を放つ槍を発掘するためにほかの槍を掻き分けていると
「ほう、坊主気がついたか?」
「ひゃっ!」
「おう、悪い驚かせちまったか」
「あ、あなたは?」
「ああ、俺はここの店主だ。名前はまぁ、お前さんがオーダーメイドしてくれるようになったら教えてやろう」
「は、はい!俺はカイルです!今日から冒険者に登録したので装備を整えるのにきました!」
「そうかそうか、とりあえず坊主が出そうとしていたものを出してくれないか?」
なにかあるのかな?
「はい!」
俺は槍を掻き分けて1本の槍を見つけたのだけど眩しくて竜眼をやめると
「ん?少しくすんでる?」
「お、それだそれだ!よく選んだな」
「汚れていますが良いものですよね?」
「あぁ、まぁオレが若い頃に本気で作ったものをたまに混ぜているのだがなかなか見つけるやつもいないからな。それを見つけれる観察力はいいぞ、大切にしろよ?」
「はい!といってもスキルなので本当の意味で見つけれた訳ではなくて偶然ですけどね。」
「余計なこと言わなくていいんだぞ?スキルも力だからな!」
「それにしてもなんでこの槍こんなに汚れているのですか?」
「それはな、」
「あんた、なにお客さんと話し込んでるのよ?」
さっきの女の子が戻って来たけど店主にたいして口の聞き方が・・:
「いや、それはだなおっかぁ、こ「ぶは」どうした坊主」
「い、いえ、すいませんなんでもないです」
えー奥さんかよ!というかいま気がついたけどこの人ドワーフか! あ!そうかドワーフの女性だからか!
「なんか、一人で納得したような顔してるがまぁいいか。それでなおっかぁ、こな坊主がこの槍見つけたから誉めてたんだよ」
「あら?そうだったの?それはすごいわね。でも使えるの?」
「それはまだわからんが振らせてみるか」
「坊主その槍を持って着いてこい」
「はい!」
店主についていくとちょっとした訓練所のような場所につれてこられた。
「ここはこの店の武器の検査場だ。さて、その槍をそのまま振るって見てくれ」
「はい!」
俺は槍を構えようとした時なぜか気力を流せと言われたような気がして気力を少し流してから振るってみた。
「おーおーお!おーーーーー」
「店主さん?」
「坊主すげぇじゃねえかなんで気力をいきなり流した?」
「え、えっとなんか流してくれって言われた気がして」
「そうかそうか!坊主その槍をやる!金はいらん!」
「いえ。そんなことはできません払います!」
「いや、槍はやるがその槍の整備には金がかかるから少し待っておれ」
というと槍を奪い去り奥へと消えていった。
「なんだったんだろ?まぁ、店内に戻ろう」
店内に戻った俺は奥さんから防具を貰いつけてみた。
「あら、ぴったりね」
「気に入りました!これかいます!」
「そしたら、金貨30枚とあの人槍の整備してるからその代金金貨5枚であわせて35枚だけど大丈夫?」
「はい!」
俺は奥さんに35枚の金貨を渡した。
「はい。確かに受け取ったわ、槍はもう少し待っててね」
「それはいいのですがあの槍はなんなんですか?」
「あれは特殊な鉱石で作ったものみたいで気力を流さないと構えたら重すぎて振るうどころか構えることも出来ないのよ。それにねしばらく気力を流さないとすぐ汚れたようになるのよね」
「もしかして気力をたくさん流したらキレイに使えます?」
「そういうことね。だけどそんなにすぐ汚れるものじゃなくてあれはさすがに放置して40年だからね」
「40年・・・」
「まぁ、あの状態からキレイにするなら普通に整備した方が早いのよ」
「そうなんですね。」
しばらくすると、布に巻かれた長い棒、いややりらしき槍らしきものを持ってきていた。
「坊主出来たからみるといい」
「うわーすごい!」
「うむ、さぁ受けとれ」
「ありがとうございます。それと残りの予算で解体ナイフと槍を持ち運ぶとき背中に担げるようなのないですか?」
「おーあるぞほれ、これをこうしてこうしたらつけれるからの」
「ありがとう!」
「二つで金貨3枚と銀貨5枚よ」
「はいどうぞ」
「たしかに」
「坊主メンテナンスはたまにこいよ?それとオーダーメイドの槍が欲しければ素材と金を集めて持ってこい」
「わかりました!それじゃぁそろそろ帰りますね!」
「おう、またこいよ」
「またね♪」
奥さんホクホク顔なんだけど・・・
さて、次は道具屋だけどいつものとこでいいよね?
それにアイテムボックスがあるからポーションとかをすぐ取り出す用の腰につけるポーション入れ以外は仕舞えるから余ったお金でいろいろかえるかな?
しばらく歩くと目的の道具屋さんについた。
「こんにちは!」
「あら、カイルくん久しぶりね?今日はどうしたの?」
出迎えてくれたのはこの店の店主でとってもセクシーな金髪の腰ほどまである髪を後ろで縛った美人さんだ。
名前は一人前になるまで教えないと言われてるのでわからないけど・・・
こんな人ばかりなんだよなぁー
「えっと、ポーション類の補充と夜営用の敷物と毛布と外套をください。それと調理器具一式と調味料各種を!」
「あら、沢山買ってくれるわね。持てるの?」
「大丈夫です!アイテムボックス使えるようになったので!」
なんかいま店主さんの目が怪しく光った気が・・・
「そうなのね?うふふ、こんどお願いすることもあるかもだから今日はポーション1本おまけしてあげる。全部あわせて金貨6枚ね」
「どうぞ」
「毎度アリー!」
「それではこれで!また来ます!」
ふぅ、財布の中身に、まだ余裕があるからこの分ならしばらく大丈夫そうだな。
買ったものは全部アイテムボックスにしまってあるからあとは、食料を買いだしておくかな。
保存食は最低限かえばいいからここでもお金が少しうくなぁ。
保存食は栄養があって日持ちするがまずいからなぁ。
まてよ?干し肉とパンを多めに買えばいいのか?その方が安いよな?
アイテムボックスにいれたら時間止まるし?
よし、食料品をかいだすぞー!
という事でパンや干し肉、野菜、フルーツそれと水を入れておける大きめの樽を買ったのであとで井戸みずをいれて保存しよう
そろそろ帰るかな。
ということで豪腕の肉の宿の、自室へと帰宅しその日は夕飯をさっと食べて眠りについた。
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