設定集① 種族について(ネタバレ無)

・種族

〇人デアルモノ

ヒト

魔力を持つ者、魔力を持たない者が存在する。

魔力を持つ者はその中で魔法使いと呼ばれることもあるが、それは後から名称をつけられたものであり、魔法使いも人として分類されている。

魔力を持たない者は一般人と呼ばれることが多い。


魔法使マホウツカ

人の中でも魔力を持つ者は魔法使いと呼ばれる。

魔力は先天的に出現し、血筋による出現が多いものの、稀に魔力を持たない家計から突発的に魔力を持つ者が出現する。もちろん、魔力を持つ家計からも魔力を持たない者が出現することがあり、その者は一族の一員として生活するか、一般市民として生活するかを自由に選ぶことができる。

魔力にも強弱があり、それなりの魔力を持つ者は魔術師と呼ばる。年に一度、魔力を測定し、それにより魔力の強弱を測る。


●人デナキモノ

吸血鬼バンパイア

人とは違った気配を持つ人型の種族。突如1000年前に現れた。人の血を食料とし、自らの力を高めるためにより力の強い者の血を求める傾向がある。

最大の特徴は紅い瞳と鋭い八重歯。紅い瞳になると血管がどこにあるかを認識できるようになったり、力が強くなる。また、八重歯は吸血衝動があるときにしか鋭くならない。

夜行性であり、伝承としての太陽や十字架、聖水が苦手とされているがそうではない。ただ、人より日焼けをしやすいだけで、日焼け止め等を塗れば対処はできる。新月に近づくと出現数が増え、満月に近づくと出現数が減る。満月の時は全く街に現れない。これは、吸血鬼が出現し始めた頃から変わっていないとされる。

銀でできた武器や魔法でしか殺すことができない。吸血鬼の牙で噛まれた人間は吸血鬼へと変化する。なお、牙以外で傷つけられた場合は吸血鬼にはなることはない。


吸血鬼にも階級ランクがあり、Sランクの王族、Aランクの家臣、Bランクの貴族、Cランクの庶民、Dランクの兵、Eランクのエンドに分けられている。SランクからBランクは上級とされ、魔力を持っている。

最も危険なのは一番力の強いSランクの王族である。しかし、Eランクのエンドは知能が著しく低下しており、無差別に人を襲う。襲われた人間は徐々に知能が低下しエンドの吸血鬼に変わってしまう。また、Dランクの兵に襲われてもエンドの吸血鬼へと変わっていしまう。

Sランクの王族、Aランクの家臣、Bランクの貴族、Cランクの庶民に襲われた場合は必ずしもエンドの吸血鬼になることは無いが、自分の力よりも強い力を持った吸血鬼に噛まれた場合は、エンドの吸血鬼へと変わる。また、エンドの吸血鬼にならなかったとしても人から吸血鬼に変わり果てた時に人の匂いと血管の認識によって吸血衝動に駆られ自我を失い人を襲うことが多い。

通常の戦闘ではCランクまでしか出てこない。点在して出現するのではなく、部分的に固まって出現する。

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