世界観①(ネタバレ無)

・世界観

人間社会が繁栄して2100年。

電子機器が発達しているのと共に、魔法師もまた、人では起こし得ない奇跡を体現すると重宝されていた。

電子機器の発達により、情報がスムーズに動き、文明がより発達した。人と人との国間での行き来も楽になったり、貿易が盛んとなった。

魔法師の存在により、国と国の戦争や政治は大きく変化した。


そんな裏では、1000年前に現れた吸血鬼が毎晩人々を襲っていた。

人々を守るために発足したSUUの面々が日々犠牲を伴いながら人を守っている。しかし、そんな彼らの行動を知っているのは、国・軍のトップ、魔法協会だけ。組織間での取り決めとして、一般人に吸血鬼存在が知られてはならないとされており、決まりを破ったものは厳重に処罰される。例え家族であっても、それを知ることは許されなかった。


・世界情勢等

王をトップとした国が存在する。国と国が同盟を結び、貿易を行っている。

現在は、日和ニチワノ国・亜女アメノ国・依璃エリノ国・奧琥オクノ国・荒華アカノ国・旅逢ロアノ国・療波イナノ国・東合トウアノ国・楠伯ナンハクノ国が存在している。

その中でも、日、亜、依、奥、旅は5大勢力とされており、互いに条約を結んでいたりするものの国端での争いが絶えない。

舞台となっているは日和ノ国。5大勢力の中でも国面積は小さい方であるもの、最も文明が盛ん。海に面した国で、ニチノ国とノ国が合併されてできた。日ノ国は大陸続きで、和ノ国は小さな島国である。

王都は元日ノ国の中心にあり、そこにオウが住んでいる。元和ノ国にはオサが置かれ、長が治めている。王と長は年に何回かの会合を開き、互いの国状況を確認し、互いの国での要望意見などを会議したり、元日ノ国側から元和ノ国を守るための軍を配備すること、そして元和ノ国からの珍しい品の高値の取引に日ノ国が応じるによって日和ノ国として成りたっている。

格としては長より王の方が上とされ、国と国の会合には王と長が指名したシンが出席する。


日ノ国側では、魔法師が大変重宝されており、彼らは国政や軍事にも携わっている。また、王族は魔術師でなくてはならないという取り決めがあり、魔術師でない王族が生まれると臣下として格下げされる。王を頂点とし、王家家臣・軍上層部・魔法協会、市民・軍部と階級が分けられている。また、SSUが設立されているのは日ノ国側であり、SSUは秘匿された部隊であるため階級には含まれない。

服装は洋服が主である。大陸続きのため、陸運業が盛んで他国の貿易品が良く手に入る。気候も温暖なため農業も盛んで、立地もよいため特産品の酒、電気機器を主流にした貿易を行っている。

和ノ国側では、一つの都市しか存在しないため、長が取り仕切っている。こちらでは魔術師等は関係なく長を頂点とし、臣、町民・農民・漁業者等と階級が分けられている。また、和ノ国側には物ノ怪などはいるものの、吸血鬼は存在していない。

服装は和服を基にした服が主である。海に囲まれているので海運業が盛んで、海を越えた他国との貿易や漁業によって生計を立てている。

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