常畑優次郎著『死んだ異世界の救い方~屍人の溢れる世界に来ましたが、弱いままのおれは死ぬ気で生き抜く~』

 こんにゃー水銀あんじゅです。今回はツイッターで募集した企画、#RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます。をやっていきます。企画の都合上、ネタバレの恐れがありますことをご了承ください。今回は、常畑優次郎さんの異世界転移ダークFTです。


作品概要

 主人公の上野木シンヤは、死んでしまい天国へ行く予定だったが、異世界に転移してしまう。そこは『世界の理』が書き換えられ、魔物や屍人が闊歩する、もう崩壊寸前の世界だった。

 シンヤは助けてくれた美少女クロエや、その兄リュートに保護され生活していく中で、自分を身を守れるようになりたいと願うようになる。といったお話です。


主人公の12星座イメージは?

 主人公の上野木シンヤは、等身大の主人公です。王道といってもいいかもしれません。王道自体は、自己表現や演出と関わる獅子座が司ります。

 シンヤ自身は、牡羊座と言えるかもしれません。というのも、彼は不安のさなかにいたとしても、自分の素性を偽ることなくクロエに話します。見ず知らずの人に素直に話すことには勇気がいるでしょう。

 そして情報交換をしていきます。牡羊座は真っ直ぐに自分のことを話します。そして勇気、怖くても新しいことを始めることは牡羊座が司ります。情報交換自体は双子座が司ります。

 そしてシンヤはこの世界に来てからというもの、力が強くなります。純粋な筋力やエネルギー自体も牡羊座が司ります。


主要舞台の星座イメージは?

 舞台となる世界は、アビリスと呼ばれる世界です。この世界は『世界の理』が書き換えられ、人間が住むには適さない世界となってしまいました。『死者の刻限』が迫ると、屍人や、魔物が蔓延ります。屍人や魔物は、闇や隠されているものを司る蠍座のイメージです。

 彼らは、サンリアル公国の村の一つに住んでいます。そこは結界が張られ、人間が安全に住める場所です。

 衣食住が安全に行える場所ということで、衣食住を司り、硬い殻の中に大切なものを閉じ込め、敵には容赦しない蟹座とイメージが重なります。


文体の星座イメージは?

 この作品は三人称単視点で、主人公のシンヤの視点で話が進みます。文体としては具体的な名詞や数字が多く、地のエレメントと呼ばれる、牡牛座、乙女座、山羊座の要素を感じました。ここではシンヤの視点ということで、個人の感覚を大切にする牡牛座を思わせます。


まとめ

 作品自体は、オーソドックスななろう以前の王道ダークファンタジーといった具合です。等身大の主人公が自分の無力さを感じ、そこから成長したいと願い、自分なりに生きようとし始めます。やはり力というと牡羊座でしょう。


素敵な作者さん情報

 常畑さんは、小説家になろう、カクヨムで活動なさっています。


次回予告

 次回は瀬道 一加さんの『ドクターと蜜色の忠犬 〜吸血嫌いの半吸血鬼、愛犬(?)に人生を変えられる〜』の予定です。


この企画について

 企画の進捗についてはツイッター内のハッシュタグ、 #RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます第一弾進捗 をご覧ください。

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