瀬道 一加著『ドクターと蜜色の忠犬 〜吸血嫌いの半吸血鬼、愛犬(?)に人生を変えられる〜』

 こんにゃー水銀あんじゅです。今回はツイッターで募集した企画、#RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます。をやっていきます。企画の都合上、ネタバレの恐れがありますことをご了承ください。


作品概要

 北米のとある町に越してきたルイス=ヴィットーは外科医であり、とある事情で〝禁欲〟している半吸血鬼だった。ある日彼は自宅の近くで倒れている犬を拾う。彼はその犬=ゴールデンレトリーバーのハニーに、縁を感じて飼育することになる。

 その中で半吸血鬼=使者としての仕事と、私生活、双方ともに関わりが出てきた女性が浮上する。ルイスはその女性は吸血鬼に仕える一族、血族ではないかという疑問が沸き……といった、現代人外ダークFTです。


主人公の12星座イメージは?

 主人公のルイス=ヴィットーは、半吸血鬼です。吸血鬼自体は性と死、闇、オカルティズムを表す蠍座でしょう。外科医自体は鉄や刃物を表す牡羊座といえそうです。

 彼自身は自分の本能に抗う生活、つまり禁欲をしているところが特徴的です。忍耐を続けることは、自分で決めたことを終わらせることが課題になる、山羊座とリンクします。


主要舞台の星座イメージは?

 ここでは職場の病院と、自宅に焦点を当ててみます。病院自体はライフライン、絶対に欠かせない行政サービスを表す乙女座です。乙女座は奉仕というものも司ります。

 しかしルイスにとっては、シンプルに職場や社会的集団を表す山羊座ともいえそうです。そしてもっと言うならば、彼が素性をさらさないための忍耐を強いられる場所ともいえます。上記のとおり山羊座は物事をコツコツと積み上げていくこととリンクしますから、山羊座でいいでしょう。

 そして家ではハニーとの生活があります。彼は愛犬ハニーと暮らすことで今までになかった安らぎを得ます。そう自宅は彼の居場所なのです。居場所や家庭を表すのは蟹座です。


文体の星座イメージは?

 この作品は一人称単視点です。ルイスの視点で物事が動きます。基本的に自宅や職場でのシーンが多いですが、どれを取っても彼にとっては見慣れた景色だというのに、描写が詳細です。物事を細かく分析するのは、乙女座の特徴です。


まとめ

 愛犬ハニーは鋭敏な五感や、快不快に重点を置く牡牛座といえそうです。彼女は他のイヌよりも繊細ともいえるので、余計そうでしょう。それを踏まえても、自分の感覚を重視する地のエレメント、牡牛座、乙女座、山羊座の特徴が強い作品だと思いました。


素敵な作者さん情報

瀬道一加さんはカクヨム、ツイッターで活動なさっています。

カクヨムアカウント https://kakuyomu.jp/users/IchikaSedou


次回予告

 次回は智慧砂猫さんの、『イントルーダー・ブラックドッグ』の予定です。


この企画について

 企画の進捗についてはツイッター内のハッシュタグ、 #RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます第一弾進捗をご覧ください。

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