第2話 瑠璃子との出会い・瑠璃子と久雄ユーチューバーデビュー

土曜日の朝10時頃メーデー喫茶の前で大夢乃原さんを待ってた。

瑠璃子「あのう、衛門 久雄さんですか?」

僕「え、はい僕は衛門 久雄です。大夢乃原 瑠璃子さんですよね。」

瑠璃子「あは、初めまして私は大夢乃原 瑠璃子です。衛門さんは私とフェイスブックでやり取りしてましたよね。今日衛門さんに会えるので張り切ってます。」

やはり大夢乃原さんはフェイスブックで見た写真どうりまるで白雪姫。

僕は白雪姫のように美しい大夢乃原さんと一緒にメーデーで軽食を食べたりコーヒーを飲みながらユーチューブの事を話し合った。

瑠璃子「衛門さんはユーチューブに動画投稿してますよね。毎日仕事から帰った時に衛門さんの動画を見てます。」

僕「一応ユーチューブに動画投稿してますけど150個の動画で再生回数が1000回以下です。僕の動画は視聴者からの評価がいまいちですから。」

瑠璃子「そんな事ないと思いますよ。確かに再生回数は今の時点では少ないですけど今から再生回数を稼げばいいじゃないですか。」僕「ですよね。」

瑠璃子「私も実はユーチューバーとして活動するのも夢だったんです。衛門さんと一緒なら頑張れそうです。」僕「僕も大夢乃原さんと一緒なら頑張れると思います。」

瑠璃子「衛門さん、衛門さんが今からでも住んでるアパートへ遊びに行きたいです。」僕「今からですか?」瑠璃子「はい。」

僕「僕の部屋はワンルームですからそんなに広くありませんよ。」

瑠璃子「私はここから東へ5軒隣のマンションで1人で暮らしてます。」

僕「ワンルームですか?」

瑠璃子「ワンルームではありません。私が住んでるマンションは部屋数は3つですよ。」僕「え、3つも部屋があるんですか。凄いじゃないですか。」

瑠璃子「3つの内2つは衣装部屋ですから。」

僕「大夢乃原さんは衣装持ちだったんですね。」

瑠璃子「私はモデル女優ですから。衣装が多いのです。」

この日大夢乃原さんが来てる衣装も結構目立つ。

大夢乃原さんがこの日着てた衣装は白いドレス。

誰もが大夢乃原さんの事を白雪姫と勘違いするほど。

この後僕は大夢乃原さんを僕のアパートへ案内した。

瑠璃子「ここが衛門さんが住んでるアパートですか。名前がわかりやすいですね。」僕「でしょう。」

瑠璃子「さっそく衛門さんの部屋見せてもらっていいですか?」

僕「全然いいですよ。」僕は102号室のドアを開けて大夢乃原さんを室内に招いた。

瑠璃子「すごくきれいな部屋じゃないですか。私の部屋は散らかってますけど。」

僕「僕は休みの日に掃除してますから。」

瑠璃子「私も衛門さんを見習わなくてはいけませんね。じゃあもうそろそろ帰りますね。お邪魔しました。」大夢乃原さんはマンションへ帰った。

翌週の月曜日、ちまたでは大夢乃原さんの悪い噂が囁かれてた。

ちまたによると大夢乃原さんはモデル女優でありながらも何所ででもかなり臭くて大きなおならをするし、時にはおならと一緒に糞を漏らす事もあるらしい。

更にお風呂は週に1回だけと女優としてあり得ない事だった。

モデル女優の大夢乃原さんのおならは濃厚で強烈らしい。

昼休み僕は倉畑社長に呼び出された。

倉畑「衛門君、君は大夢乃原さんとフェイスブックでやり取りしてるようだね?」

僕「はい、先週からフェイスブックでやり取りしてます。」

倉畑「一言言ってほしかった。大夢乃原さんと一昨日喫茶店へ行ったみたいだけどモデル女優の大夢乃原 瑠璃子さんはどんな感じだったかな?」

僕「モデル女優の大夢乃原 瑠璃子さんはまるでディズニーの白雪姫のような感じでした。」

倉畑「モデル女優の大夢乃原 瑠璃子さんは白雪姫のような感じだったのか。」

平野「白雪姫ですか?」倉畑「モデル女優の大夢乃原 瑠璃子さんの事だよ。」

平野「あー、あのキーモントセオダ専属のモデル女優ですね。」

倉畑「平野君は大夢乃原 瑠璃子さんを見かけなかったか?」

平野「見かけてませんね。」倉畑「そうか。」

倉畑「で、衛門君、ユーチューバーとして活動する件だが活動開始時期は来月の頭からではどうだとキーモントセオダ側が言ってるんだが君はどうだ?」

僕「大夢乃原さんの都合に合わせなければいけませんから。」

倉畑「その件なら大丈夫だよ。キーモントセオダもモデル女優の大夢乃原 瑠璃子さんをユーチューバーにするつもりだから。」

僕「なら、来月の頭からでいいです。」倉畑「よし、決まりだ。」

僕とモデル女優の大夢乃原さんがユーチューバーとして活動を始める時期は来月の頭に決定した。

仕事帰りの時正社員の鈴原さんに声をかけられた。

鈴原「おい衛門、一昨日あのモデル女優の大夢乃原 瑠璃子さんに出会ったらしいじゃないか。どんな感じだった?」

僕「モデル女優の大夢乃原さんはまるで白雪姫でしたね。」

鈴原「ディズニーの?」僕「はい、そうです。」

僕はアパートへ帰ると・・・。僕「え、大夢乃原さん。今日も来たのですか?」

瑠璃子「今日もコンビニへアルバイトしに行くのですか?」

僕「大夢乃原さん、お仕事の方は。」

瑠璃子「私と衛門さんは来月の頭からユーチューバーとして活動するのです。コンビニへアルバイトするのもうやめましょうよ。明日からでもいいですから本業から帰った後の夜は私と過ごしましょ。」

僕はこの日限りでコンビニのアルバイトをやめた。

収入が減ったが今のところ生活に支障出てない。今までの貯えがあったから。

僕はユーチューバーになるために会社でもアパートでも猛特訓した。

会社では専属の講師がいる。

ユーチューバーの講師は、松野 信也40歳。身長180センチメートル、体重65キログラム。髪型はスポーツ刈りで顔はイケメン。体形は普通。

講師の松野さんはこれまでに100人近くのユーチューバーを育ててきた名講師だ。

松野「あなたが衛門 久雄さんですね。動画の方拝見させていただきましたよ。」僕「ありがとうございます。」

松野「それでですね。あなたは動画で見るとなんか暗いような感じですね。もうちょっと面白いところがあってもいいと私は思いますよ。」

僕は講師の松野さんからのアドバイスを受けてユーチューバーになるための特訓に明け暮れた。大夢乃原さんも僕と一緒にユーチューバーになるための猛特訓。

瑠璃子「衛門さん、衛門さんは笑顔がとても素敵ですね。」僕「そうですか。」

翌月初日予定どうり僕と大夢乃原さんはユーチューバーデビューした。

この日から僕と大夢乃原さんはキーモントセオダと株式会社メテオの専属ユーチューバーデビューになるのだ。チャンネル名はセオダ・メテオ

僕「みなさん初めまして。衛門 久雄と。」

瑠璃子「大夢乃原 瑠璃子が」

僕と瑠璃子「2人でセオダ・メテオを盛り上げますので最後までご視聴してください。」僕「ところで瑠璃子さん、瑠璃子さんはモデル女優でしたね。」

瑠璃子「はい、私はキーモントセオダの専属のモデル女優でした。」

僕「モデル女優の仕事はどうですか?」

瑠璃子「すごく大変ですけどやりがいがありますね。久雄さんは株式会社メテオでどのようなお仕事をしてましたか?」

僕「はい、僕は株式会社メテオで検品の作業をしてました。」

瑠璃子「検品の作業って疲れません?」僕「目が疲れますね。」

僕「株式会社メテオは防災用品を製造販売してる会社です。一部の商品を持ってきたので紹介します。」瑠璃子「これで一部ですか?」僕「そうです。」

僕「今回僕が持ってきた商品は簡易トイレ・水入れるための簡易タンク・手回し発電機・ヘルメット・非常用カート付きリュックサックこのリュックサックの中には乾パン3つ・絆創膏2セット・包帯3つ・マスク・2リットルの飲料水6本・手回し発電ラジオライト1つ・手回し充電器1つ・長さ15メートルほどのロープ・ハサミ1つ・非常用レトルト食品が18種類2つずつ入ってます。」

瑠璃子「レトルト食品は何のレトルト食品ですか?」

僕「え~とご飯類は山菜おこわ・赤飯・チャーハン・白ご飯・おかゆです。おかずはサバの煮込み・筑前煮・豚肉の生姜焼き・焼き魚・ふかし芋です。デザートもあります。デザートは、ようかん・リンゴゼリー・桃ゼリー・ブドウゼリー・プリンです。

麺類もありました。麺類は、スパゲティナポリタン・煮込みうどん・塩ラーメンです。」瑠璃子「スパゲティナポリタンまでもあるのですね。」

僕「なんだったら試食しますか?試食できるそうですよ。」

瑠璃子「わーい、どんな味か楽しみです。」僕「僕も序でに試食します。」

僕と大夢乃原さんはレトルトのスパゲティナポリタンを試食してみた。

瑠璃子「う~~~ん、すごくおいしいです。これ本当にレトルトですか?」

僕「このナポリタンすごくトマト感が強いですね。でもすごくおいしいです。」

瑠璃子「こんなにおいしいレトルト食品があるのなら毎日買いたいですね。」

僕「瑠璃子さん、今回試食したスパゲティナポリタンは非常食ですからね。今回紹介したレトルト食品は全て水入れて待つだけで食べる事ができます。よかったら説明欄に商品のリンクを張り付けてますので参考にしていただければと思います。」

僕と瑠璃子「最後までご視聴ありがとうございました。」

僕と大夢乃原さんのユーチューバーデビューは成功したのであろうか。

僕はセオダ・メテオの視聴率が気になる。

カメラマンの大原さんが歩み寄ってきた。

大原「お疲れ様です。2人ともオリジナリティな感じなのでとてもよかったです。」

僕はユーチューブでセオダ・メテオの視聴率を確認した。

すると、僕「え、凄い事になってるぞ。」瑠璃子「何が?」

今日も大夢乃原さんが僕の部屋に遊びに来てた。

僕「ひぇー、びっくりした。セオダ・メテオの視聴率ですよ。」

瑠璃子「本当だ。凄い事になってる。」

セオダ・メテオの視聴率は僕の予想を遥かに上回ってた。

僕は正直あまり視聴率はあまり伸びないであろうと考えてた。

想定外に伸びてた。瑠璃子さんのパワーに圧巻した僕。

翌日、株式会社メテオの商品が飛ぶように売れて製造が追いつかなくなった。

なので僕も手伝う事に。特に非常食がよく売れている。

倉畑「衛門君、大夢乃原 瑠璃子さんの圧倒的な存在感が売り上げを伸ばしたのかな?」僕「僕もそう思います。」瑠璃子さんはモデル女優。

モデル女優の存在感は圧倒的だった。

僕はアパートへ帰ってからもユーチューブに動画投稿した。

この時背後から瑠璃子さんが・・・。







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