落ちこぼれユーチューバーと強運を持つ不潔女優

コメディアンホラー西山

第1話 久雄、仕事で夢叶う・フェイスブックで知り合った不潔モデル女優

僕の名前は、衛門 久雄30歳。身長165センチメートル、体重63キログラム。

髪型は、短髪ストレートヘアーで顔はイケメン。体形は普通かな?

僕は駅前の穂乃果アパートの102号室で1人暮らしをしてる。

僕が住んでる穂乃果アパートは築5年、建坪は500坪ほど。

穂乃果アパートはもちろんワンルームだけどお風呂とトイレは各部屋ごとに完備されている。家賃は月にインターネット込みで3万円。

僕は穂乃果アパートから南へ5キロメートル先の場所にある株式会社 メテオで嘱託パートナー社員として働いている。

株式会社メテオは防災用品を製造販売する会社で年間売り上げは5億円以上。

会社は大きくないが僕を含む従業員30人が精いっぱい頑張ってる。

株式会社メテオの社長は、倉畑 宗太郎さん55歳。身長は170センチメートル、体重70キログラム.髪型は短髪ストレートヘアーで顔は凛々しい。体形は普通っぽい。

倉畑社長は元自衛官。約10年前に自衛官を辞めて会社を立ち上げた凄い社長。

倉畑社長は自衛官だった頃に何が必要かを考えた記憶を頼りに防災グッズやシェルターなどを開発してきた。最初の3年間は経営が苦しかったらしいが今はそうでもなさそうだ。僕の株式会社メテオでの任務は製品の検品作業。妥協は許されない。

僕の時給は800円で労働時間は昼休みの1時間を除けば6時間。

朝7時にアパートを出て、帰るのは16時。

僕は株式会社メテオからもらう給料だけでは生活ができないので夜近くのコンビニで3時間アルバイトしてる。コンビニの場合は時給850円。

毎日忙しい日々を過ごしてる僕だがそんな僕でも夢がある。

その夢はユーチューバーになる事だった。

僕はヒカキンさん・セイキンさん・ますおさん・フィッシャーズ・東海オンエアー・デカキンさんのようにいっぱい稼ぎたい。

僕はインターネットでユーチューブの動画を見てる。

僕もユーチューブに今まで150個の動画を投稿してるが再生回数は1000以下でなかなか厳しい。僕は毎日一段落するとフェイスブックを見て何時もフォローしたり、いいね もしくはメッセージを送ってる。

僕は休みの日はインターネットで動画を見たり、ネットオークションで気に入ったものを探す。これが僕の日常だ。

ある日僕は何時ものようにフェイスブックを見てたら気になる女性が。

問題の女性はモデルのようだ。

木炭のように黒くて美しい髪に大きなおっぱい美しすぎる顔と体はまるで生きた宝石のようだった。僕は迷わずその女性に超いいねのメッセージを送った。

僕はご飯を食べてお風呂を済ませた後女性からの返答が。

返答の内容はこうだった。


大夢乃原さんからの返答の内容

初めまして私の名前は、大夢乃原 瑠璃子です。年は25歳です。私はキーモントセオダでアダルトモデル女優として働いてます。私の写真集とそれからセラムという女性週刊誌はご存じですか?私はセラムの女性週刊誌の表紙に大きく記載されてます。ぜひよかったら買ってくださいね。それと超いいねをくださいましてありがとうございます。私は中学卒業後から10年間フェイスブックを投稿してましたが誰からもメッセージやいいねすらもらえませんでした。超いいねをくださったのは衛門さんだけです。

衛門さんはどんなお仕事をしてるのですか?私は衛門さんがどんな仕事をしてるのか知りたいです。


僕「この女性は大夢乃原 瑠璃子さんか。まるでディズニーの白雪姫じゃないか。」僕はさっそく返答した。


僕の返答の内容

こちらこそ初めまして僕の名前は、衛門 久雄です。年は30歳です。僕は株式会社メテオで嘱託社員として働いてます。商品の検品をしてます。ですので視力に自信があります。セラムという女性週刊誌確かにコンビニで見かけましたよ。でも男性である僕には買うのに少し抵抗があります。あなたの写真集ですがどこで売ってますか?

僕は夜コンビニでバイトしてますがあなたの写真集の本は見かけませんでしたよ。


大夢乃原さんからまた返答が。


大夢乃原さんからの返答の内容

時間帯によっては売り切れてる場合があるのではないでしょうか?私の写真集は午前中の内に売り切れるのがほとんどですよ。


僕「なるほどね、大夢乃原さんは白雪姫のようだから人気のはずだよ。なのになんでフェイスブックでは僕以外の誰もがいいねすら投稿しないんだ。それが不思議でならんな。」僕は仕事休みの日にモデルの大夢乃原 瑠璃子さんのブログを覗いてみた。ブログによると大夢乃原 瑠璃子さんは2050年1月元旦生まれ、身長162センチメートル、体重40キログラム。髪はふんわり感がある黒い髪で顔は白雪姫並みに美貌。体形は細め。仕事はキーモントセオダと女性週刊誌セラム専属のモデル女優。趣味は、ショッピング・食べる事・散歩・写真撮影と記載されている。

僕は近くのコンビニで大夢乃原 瑠璃子さんの写真集がまだ残ってたので1冊買った。大夢乃原さんはとても魅力的なモデル女優。午前中の内に売り切れるのも納得だ。僕はこの日から大夢乃原の写真集を集める事にした。今回僕が買った大夢乃原さんの写真集は2075年夏バージョン。僕は毎日通勤前にコンビニを探索して新しい大夢乃原さんの写真集が売り出されてるのを確認出来たら即購入した。

僕は仕事中は無言になる何故なら検品に集中してるから。

昼休み中もフェイスブックを確認するが昼休みの時は大夢乃原さんからのメッセージはない。株式会社メテオの休みは土日だけ。

月曜から金曜日までは祭日でも出勤する。

僕の仕事ぶりは上司からも高く評価されている。

なので株式会社メテオでの仕事を辞めるわけにはいかなかった。

ここで株式会社メテオにもう1つの仕事の存在が明らかになった。

平野「衛門君、仕事の途中だが社長がお呼びだ。検品は他の社員にさせるよ。」

僕「はい部長、今行きます。」

僕の代わりに検品するようになったのは正社員の鈴原 直人さん40歳。身長170センチメートル、体重60キログラム。髪型は角刈りで顔はイケメン。体形は普通。

鈴原さんは僕が入社するまでは検品を任されてた。僕は社長室へ。【コンコン】

僕「失礼します。」倉畑「来てくれたか。仕事中の呼び出して申し訳なかった。」

僕「と、とんでもございません社長。」

倉畑「そう言ってくれるのは君だけだよ衛門君。早速だが君はユーチューブの動画を投稿してるらしいね。」僕「はい、そうですけど。」

倉畑「君の動画見させてもらったよ。でも動画の内容がいまいちだけど最初の内は壁にぶち当たるもんだ。そこでだ、衛門君キーモントセオダという会社聞いた事あるかな?」モデルの大夢乃原さんが働いてる会社だ。

僕「先週フェイスブックで確認したので会社の名前なら知ってます。」

倉畑「そうか、その会社の経営者は私の先輩でモデルの大夢乃原 瑠璃子さんはご存じかな?」僕「大夢乃原 瑠璃子さんならフェイスブックで知り合いました。」

倉畑「それはよかった。衛門君君は女性に親切だね、それを見込んで君には大夢乃原 瑠璃子さんとユーチューバーとして活躍してもらいたいんだ。それと序でにわが社の商品紹介もしてほしいな。」突然舞い降りたユーチューバーの仕事。

僕「はい、喜んで引き受けます。」倉畑「その言葉を聞いて安心したよ。」

僕が長年夢にまで見たユーチューバーの仕事。

だがユーチューバーになるには数多くの試練が待ち構えてる。

一歩間違えればバッシングの嵐という事もあるらしい。

僕は仕事から帰るとフェイスブックを確認。すると・・。

僕「お~~~、何という事だ~~。今日は大夢乃原さんからのメッセージが凄い事になってるぞ~~。」


大夢乃原さんからのメッセージの内容

今日のお仕事どうでしたか?衛門さん、衛門さんは会社の方で聞いたかもしれませんが衛門さんと私はユーチューバーになるみたいですね。活動始める時期は私が働いてるキーモントセオダと衛門さんが働いてる株式会社メテオとの協議で決まるそうです。社長さんによれば私達がユーチューバーとして活動始める時期は早ければ来月の中旬、遅ければ2ヵ月後の初日になるそうです。私は大好きな衛門さんと一緒に仕事ができるのが待ちどうしいです。衛門さんは土日が休みらしいですね。私も土日休みですので衛門さんは地元に住んでるんですね。衛門さんはどこに住んでるのか差し支えがなければ教えてください。それと今度の土日よかったら私が知ってる喫茶店〈メーデー喫茶〉で軽食を食べたりコーヒーを飲んだりしませんか?いい返事待ってます。


メーデー喫茶、僕が住んでる穂乃果アパートの東へ3軒隣の場所にある今年4月オープンしたばかりの喫茶店ではないか。

ちなみにメーデー喫茶は僕の学校時代の友人、磯橋 祥子30歳がオーナー。

祥子は5年前に、磯橋 勝さん32歳と結婚しており夫婦で喫茶店を経営してるのだ。

ちなみに夫の勝さんはマスターだ。


僕のメッセージの内容

僕はあなたが知ってるメーデー喫茶から西へ3軒隣の穂乃果アパート102号室に住んでます。家賃はインターネット代込みで3万円ですよ。僕も大夢乃原さんと一緒にユーチューバーとして仕事ができる日が待ちどうしいです。メーデー喫茶ですが僕も知ってますよ。土曜日と日曜日どちらがいいですか?決まりましたら返答していただければ助かります。


大夢乃原さんのメッセージの内容

そうでしたか。だったら土曜日の朝10時頃メーデー喫茶の前で待ち合わせしましょ。待ってま~す。


僕は興奮して一晩中寝る事ができなかった。

しかしながら検品作業だけは完璧にできた。

昼休み僕は正社員の鈴原さんと話し合った。

鈴原「おう、衛門、昨日寝れたか?」僕「全然寝られませんでした。」

鈴原「だよなあ、俺も最初社長からお前がユーチューバーとして活動する話を聞いた時は聴き間違えたかと思ったよ。まさかあのモデル女優と一緒だって?」

僕「僕も突然の話に気が動転しましたよ。」鈴原「だよなー。」

正社員の鈴原さんはとても話しやすい人だった。









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