【特別編】ハッピーハロウィン!!

こんにちは!

たまくんのお姉ちゃんの恵です!

今日はとっても特別な日なのです、ふふん。

なんてたって、今日は!


ハロウィン!!


朝からこの日を待ってましたぁ!

「お菓子よーし、ケーキよーし、そして、仮装よーし!」

なんと私の仮装は…じゃん!


ネコ魔女さんです!!


魔女っ子の格好に猫耳としっぽ!

めちゃくちゃ可愛いでしょ!?

ウキウキ気分でそーくんに電話。

「もしもし?」

「んー…恵?なに?」

「うふふ、今日はなんの日でしょー?」

「…なんかあったっけ?」

「っもう!焦らさなくてもいいってば!」

「えぇ…」

そーくんは困ったように言ったあと、あっと声をあげた。

「ハロウィン?」

「そう!ハロウィン!うふふ、今日デートするって言ったよね?ね?言ったでしょー?今からそっち行くからね!」

「え、あ、ちょ、ま、」

がちゃん。

電話をきって、さっそくそーくんの家に行きます!

「姉ちゃん?どこ行くの?」

「あ、たまくん!はいこれ!ハッピーハロウィン!」

たまくんにクッキーをあげると、たまくんはふぅん…と言ってお礼を言った。

「ありがと」

「うふふっ」

でもね?お姉ちゃんは気付いてるのです!

たまくんの頬が緩んでいるのを!

私は、玄関で靴を履いて扉を開けた。


「いぇーい!ハッピーハロウィーーン!!」


みんなにも素敵なハロウィンがきますように!



〜その頃のそーくん〜


「…俺、恵に家教えてないけど…大丈夫なのか?」

ベッドの上でぼんやりしたまま、まっいっか、と二度寝を決め込んでいた。


※この数分後にはチャイムが鳴ります。

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