機伝日月神示

京城香龍

艮の金神・国常立尊、蘇る

「富士は晴れたり、日本晴れ。神の国のまことの神の力ちからを現す代(世)となれる、仏もキリストも何もかもはっきり助けてしち難しい御苦労のない代(世)が来るから、身魂を不断に磨いて一筋の誠を通してくれよ。

いま一苦労あるが、この苦労は身魂を磨みがいておらぬと越せぬ、この世始まって二度とない苦労である。

このむすびは神の力でないと何もできん、人間の算盤では弾はじけんことぞ、日本はお土が上がる、外国はお土が下がる。

都の大洗濯、鄙の大洗濯、人のお洗濯。

今度はどうも堪えてくれというところまで、後へひかぬから、そのつもりでかかって来い、神の国の神の力を、はっきりと見せてやる時が来た!」


日本書紀では始源神とされている国常立尊、豊雲野尊、国狭槌尊が立ち上がった。


三千世界、一同に開く梅の花、艮の金神の世よに成なりたぞよ」

「梅で開いて松で治める、神国の世よになりたぞよ」

「外国は獣類の世よ、強いもの勝ちの、悪魔ばかりの国であるぞよ。日本も獣の世になりて居をるぞよ。外国人にばかされて、尻しりの毛けまで抜ぬかれて居をりても、未だ眼が覚めん暗がりの世になりて居るぞよ。是では、国は立ちては行いかんから、神が表に現あらはれて、三千世界の立替へ立直しを致いたすぞよ」

「この世は全然さっぱり、新つの世に替へて了ふぞよ」

「三千世界の大洗濯、大掃除を致いたして、天下太平に世よを治めて、万古末代続く神国の世に致すぞよ」


坂東の地に封じられていた、艮の金神・国常立尊、坤の金神・豊雲野尊、土公神・国狭槌尊が神界より動き出した!


「嬉しくて苦しむ者と、苦しくて喜ぶ者と出て来る」

「我が日本は神の国、神の力でないと何んにも成就せん、人の力で何ができたか!?みな神がさせているのだ!?」

「いつでも神懸れるように、綺麗に洗濯しておいてくれよ!」

「世界中の洗濯だから、要らぬものが無くなるまでは、終わらぬ道理がわからぬか!?」

「臣民同士の戦でない!神、人、肉体、魂の戦ぞ!」

「己の心を見よ!戦が済んでいないであろう、それで戦が済むと思っているとは、あきれたものぞ!」

「早く掃除せぬと間に合わん、何より掃除が第一!」

「寂しさは人のみかは、神は幾万倍ぞ、寂しさ越えて時を待つ」

「朕、国常立が世界の王になる!」

「国常立が神とわからん臣民ばかり…」

「大峠の始まりぞ…臣民よ、覚悟は良いな!?」


国常立尊、豊雲野尊、国沙槌尊は龍の姿となって地上を目指したを



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